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神社参拝弾丸ツアー in 出雲③ [神社参拝記]

関連記事:神社参拝弾丸ツアー in 出雲②

稲田神社 姫のそば ゆかり庵でお昼を満喫した私達は
次の参拝地へと移動します。

2018年4月6日(金) 午後の予定
 5,須我神社
 6,熊野大社
 7,八重垣神社 16:00までに参拝
 8,美保関(東光ホテル) 可能な限り早目のチェックイン。
 9,美保神社 宵祭 20:00~22:00頃まで   

5,須我神社

須我神社鳥居.jpg
日本初之宮.jpg
画像は須我神社と石碑

古事記に記される最初の御宮、日本初之宮!
スサノオ様はこの地で気分が清々しくなったとして
須我と命名し宮殿を建てて和歌を詠まれました。

スサノオ様の和歌.jpg
画像はスサノオ様が詠まれた和歌

「八雲立つ 出雲八重垣 つまごみに 八重垣つくる その八重垣を」
この和歌が日本最古の和歌であり、
この須我神社が和歌発祥の地となるのです。
実は出雲という国名は、この和歌が起源となっており、
八雲立つは出雲の枕詞なのです。

御祖神社

御祖神社 鳥居.jpg
画像は御祖神社鳥居

どうもこの先が気になって雨の降る中、1人山登りを始めます。

山道1.jpg
山道2.jpg
山道3.jpg

傘を片手にカメラバックを下げての山登り。
足元は泥濘んで歩きにくく・・・
日頃の運動不足を痛感しながら、
途中で断念しようかと思うほどキツかったです。

御祖神社.jpg
画像は御祖神社

参拝した時はどの神様をお祀りしているのか不明でしたが
コチラには稲田姫の親神、足名椎命(アシナヅチノミコト)、
手名椎命(テナヅチノミコト)が祀られている事がわかりました。
なるほど・・・稲田神社に参拝した後という事もあって
稲田姫様にご縁を紡がれたのかな?
まさか雨の中で足元の悪い山登りをするとは思わなかった。

須我神社境内.jpg
須我神社拝殿.jpg
画像は須我神社境内と拝殿

この須我神社境内を見渡すと雨のせいか参拝者が居ません♪
これは、他の参拝者に気兼ねすること無く、
しっかりと祈りを通せるチャンス!
全ては偶然はなく必然ですから^^

拝殿にて、たたら刀剣館で購入した
友人の分を含めて3本の包丁を取り出して
「出雲の地で出雲の鉄を用いて出雲の職人が作った包丁です。
 どうかスサノオ様のお力添えを頂いて
 魔を切り裂き、未来を切り開く包丁としてご加護頂きたく!」
こんな感じで雨の中、1人祈りを通してみるのでした。
※もちろん、自己満足な世界ですからね♪
こうして出雲旅行主目的の3つの内2つは、
サクサクっと達成できてしまうのでした。

6,熊野大社

熊野大社鳥居.jpg
熊野大社拝殿.jpg
画像は熊野大社の鳥居と拝殿

主祭神は加夫呂伎熊野大神櫛御気野命(スサノオ様)
言わずと知れた出雲国一宮
実は出雲大社よりも格式が上となる神社なのです!

さざれ石.jpg
画像はさざれ石

境内には国家君が代に登場するさざれ石。

熊野大社 注連縄.jpg
画像は熊野大社の注連縄

出雲というと大きくて立派な注連縄ですよね♪
本来、鳥居や注連縄とは神様を閉じ込めるもの。
大きくて立派な → それだけ強大な力を持たれた神様を
恐れて閉じ込める呪い(まじない)なのです。

鎮火殿.jpg
鎮火殿看板.jpg
画像は鎮火殿と看板

スサノオ様がこの地で火を伝えられ、
出雲國造の火継式神事がある事から
「日本火出初之社(ひのもとひでぞめのやしろ)」と呼ばれています。

そうそう神社で祀られている神々様ですが
一緒に祀られている神々様はご縁があったりします。
例えば、スサノオ様をお祀りしている神社では
一緒に稲田姫をお祀りしている事が多いです。
熊野大社を見ていきましょうか。

稲田神社.jpg
稲田神社看板.jpg
伊邪那美神社.jpg
伊邪那美神社看板.jpg
荒神社.jpg
荒神社看板.jpg
稲荷神社.jpg
稲荷神社看板.jpg

境内向かって右に稲田神社、左に伊邪那美神社、荒神社、稲荷神社。

もちろん、神社によっては歴史の中で合祀されて
関連のない神様が一緒にお祀りされている事もありますが
歴史を読み解く上で神社参拝するのも面白いものです。

7、神魂神社(かもすじんじゃ)

神魂神社1の鳥居.jpg
画像は神魂神社1の鳥居

こちらの神社は参拝予定になかった神社なのですが
友人が時間に余裕があるのでという事で参拝した神社です。

神魂神社参道.jpg
画像は神魂神社参道

一の鳥居をくぐった参道は桜並木♪

神魂神社2の鳥居.jpg
画像は神魂神社2の鳥居

神魂神社看板.jpg
画像は神魂神社の看板

御祭神は伊弉冉(イザナミ)大神、伊弉諾(イザナギ)大神
この表記、男神、女神の順番ではなく、女神、男神の順番です。
古来、男性よりも女性の方が位が高かったのですが
その関係なのか?

神魂神社拝殿1.jpg
神魂神社拝殿2.jpg
神魂神社拝殿・本殿.jpg
画像は神魂神社拝殿と本殿

独特の雰囲気に包まれた神社境内・・・。
神魂神社は最古の大社造神社として国宝に指定されています。
実は出雲大社よりも古い建物なのと、
古代出雲の中心地だったと言われています。
そして、この神魂神社のおかげで大社造の構造が
わかったと言われていたような・・・。

8,八重垣神社

八重垣神社鳥居.jpg
八重垣神社拝殿2.jpg
画像は八重垣神社の鳥居と拝殿

八重垣神社由来.jpg
古代結婚式発祥の地.jpg
画像は八重垣神社由来と結婚式発祥の地看板

出雲の神社と言えば縁結びですよね!
出雲における縁結びの神社、八重垣神社です。
我が国最初の新婚旅行は坂本龍馬とおりょうが
鹿児島を旅行した事で有名ですが、
こちらの神社、古代結婚式発祥の地なのです♪

神社参拝計画を組んでいた最初の段階では
参拝する予定にない神社でしたが
何故か八重垣神社が目に留まり・・・
そして参拝しなくてはいけないと感じるのでした。

神社境内では何かを感じるといったような
特別な事はなかったのですが・・・
何となく居心地良く感じて、これは占いをしなきゃ!
神社に祀られている神様からのお言葉が神社の占いです。
大吉とか、細々とした部分を見るのではなくて、
最初に綴られる長い文章が神々様からの言葉になります。
※ 私は居心地が良いと感じた神社では
  何か神様からのメッセージがあるかも?
  と思いながら神社の占いをします。

櫛のお守り.jpg
画像は櫛のお守り

神社社務所に行くと・・・
これはグッドアイディアなお守りですね!
神話の中でスサノオ様は稲田姫様を櫛に変えて
お守りとしています。
私、こーゆの大好きです♪

水占いの紙.jpg
画像は水占いの紙

で、占いを探すと・・・
ふむふむ、この八重垣神社では水占いか。
占い用紙を頂いたので早速池へ・・・。

奥の院、鏡の池入口.jpg
画像は奥の院、鏡の池入口

奥の院 鏡の池へ向かうと木々に囲まれた不思議な空間。
明らかに神社境内とは異なる神性を感じる神域。
例えるなら九州にある宗像大社の高宮祭場のような・・・。
高宮祭場への通路.jpg
画像は宗像大社 高宮祭場への通路


鏡の池.jpg
画像は鏡の池

普段は女性参拝者で賑わう有名スポットらしいですが、
雨の中の参拝という事もあって貸し切り独占状態です♪
この池に紙を浮かべれば神様のメッセージが浮かび上がるハズ。

神様からのメッセージ.jpg
画像は神様からのメッセージ

この池がどんな池で、どんな意味を持った占いかは
何も知らずに池の中に紙を浮かべ文字を見れば・・・

信念をもて 願いかなう 北と東 吉
よしよし、願いが叶うのね♪

沈む瞬間.jpg
沈む様.jpg
沈みきった後.jpg

そして紙を浮かべた場所から動く事無く、
5分もせずに沈んでいくのでした。

で、一緒にいた友人が説明をしてくれます。
「遠くに流れて沈むと遠くにご縁が
 近くで沈めば身近にご縁がある。
 沈むまでの時間の長さによって
 その時期がわかると・・・」
そーゆー事は最初に教えて(笑)

鏡の池看板.jpg
占いの仕方.jpg
画像は鏡の池看板と占いの仕方

辺りを見渡すと・・・
しっかりと占いの仕方が書いてある・・・。
いつもなら案内板等を確認しながら
全体を把握してから行動するのですが、
何も考えずに、ただ導かれるままに行動していました。

一緒にいた友人が過去に占った結果は
遠くへ流れて岩に貼り付き沈まなかったそうな(笑)

奥の院・鏡の池.jpg
画像は奥の院・鏡の池

占いをする事が最優先事項となっていたせいか、
占い後に視野が開けて、周囲を見渡して思った事は
本当に居心地の良い奥宮だったという事。
今度、訪れるご縁があれば、
晴れた日にゆっくりと参拝したい神社の1社でした。

今回の出雲旅行で私が占いをしたのは、
稲田神社と八重垣神社のみです。
二つの神社の共通点は稲田姫がご祭神であるという事。
実に不思議ですねぇ・・・。

8,美保関(東光ホテル)

八重垣神社を後にして目指すは美保関!
この海で獲れた魚介類はとても美味しそうだと直感的に感じる
独特な磯の香りに包まれます。

美保関漁港.jpg
青柴垣神事用の船.jpg
画像は美保関漁港

青柴垣神事で使われる二つの船が漁港で準備されています。

青石畳通り.jpg
画像は青石畳通り

雨が降ると石畳みが青くなる事に因んで命名された通りです。

ここで今回一緒に旅をして案内をしてくれる友人について
軽く触れておこうと思います。
私は潮干狩りで獲ったあさりのボンゴレが大好物
あさりは国民的食材であると信じて疑いません。
どうせ、本人はこのブログを見ていないと思うので、
親しみを込めてあさりさんと呼ぼうかな。

東光ホテルでの夕食.jpg
画像は東光ホテルでの夕食

本日宿泊するのは美保神社より徒歩1分の東光ホテルさん。
漁場である美保関ならではの旬の食材を堪能し
美保神社の宵祭に備えるべく夕食を堪能します♪
流石は漁港のホテル、わかってらっしゃる♪
画像ではわかりにくいですが、このお味噌汁はあさりの味噌汁!
あさりの味噌汁は日本人の心のように感じています。
まさか、出雲まで来てあさりの共食いを目の当たりに出来るとは
思ってもみなかっただけに個人的特大サプライズでした。
画像から伝わると思いますが、
恵比寿様の総本宮である美保神社がある漁港ですからね、
お味の方は期待を裏切る事なくグルメ旅行なわけです♪

夕食を終えて部屋へ戻ると、
あさりさんは明日の夕食を食べる場所に予約の電話を・・・
「え?  何日も前から旅行計画組んでたのに
 まさか、予約をしていなかったの?(笑)」
大丈夫なのか?と心配になりつつも、
無事に予約が出来たので明日の夕食は超期待です!

9,美保神社 宵祭 20:00~22:00頃

夜の美保神社鳥居.jpg
夜の拝殿.jpg
画像は夜の美保神社鳥居と拝殿

夕食と明日の夕食の予約を終えて夜の神社参拝です。
本来なら神社参拝は15:00まで、遅くても16:00までですが
今宵は宵祭なのでワクワクしながらの参拝。

実は明日(2018年4月7日(土))、私達はこの拝殿の中で
例大祭に参列するのです。

宵祭フラッシュ撮影厳禁.jpg
宵祭の神事1.jpg
宵祭の神事2.jpg
宵祭の神事3.jpg
画像は宵祭神事

暗闇の中、厳かに神事は執り行われます。

口には榊の葉.jpg
画像は口には榊の葉
宵祭の神事4.jpg
宵祭の神事5.jpg
宵祭の神事6.jpg

息を吹きかける事の無いように榊の葉を口に加えて
神前へお供え物を運んでいきます。

2時間程経過した頃、宵祭は終わり、
明日の例大祭、青柴垣神事に備える為ホテルに戻ります。

ホテルに戻ってお風呂を頂くと・・・
ここでもまたサプライズが!
私は部屋内にあるユニットバスでお風呂を頂きましたが
あさりさんは、ホテル内の浴場でお風呂を・・・
なんと、水風呂だったらしい(笑)

時間指定で予約していたお風呂なので
おそらく入るお風呂を間違ってしまったのではないかと思いつつ
その謎は翌朝に解けるのでした。

つづく

タグ:出雲 参拝記
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神社参拝弾丸ツアー in 出雲② [神社参拝記]

関連記事:神社参拝弾丸ツアー in 出雲①

2018年4月5日(木)の夜、友人と合流して
夜の松江城を眺めながら宍道湖温泉(松江シティホテル)に宿泊。
いきなり温泉の源泉に浸かれるという幸せな旅の始まり♪

気分が高揚したのか、温泉の効果なのか
体が火照ってなかなか寝付けず・・・
早朝4時位に窓越しに覗き込む月明かりに誘われ
完全に目が覚めてしまいました。
そんなわけでカメラをパシャリ♪

松江ホテルから早朝4:00.jpg
松江ホテル早朝6:00.jpg
画像は宿泊ホテルからの景色
1枚目は早朝4:00頃、2枚目は6:00頃。

朝はホテル側で用意してくれたお弁当を頂いた後、
7:00にロビーで合流しての出発です!

本日の予定は下記の通り。
2018年4月6日(金)
 宍道湖温泉(松江シティホテル) AM7:00出発
 1,斐伊神社 
 2,たたら刀剣館 9:30入館
 3,稲田神社
 4,稲田神社・姫のそば ゆかり庵 11:30目標
 5,須我神社
 6,熊野大社
 7,八重垣神社 16:00までに参拝
 8,美保関(東光ホテル) 可能な限り早目のチェックイン。
 9,美保神社 宵祭 20:00~22:00頃まで   


宍道湖SA.jpg
宍道湖風景.jpg
桜.jpg
画像は宍道湖SAでの風景

天候に恵まれず小雨でしたが
先ずは道中の宍道湖SAで宍道湖の景色をパシャリ!

今回の出雲旅行で1番最初に参拝すべき神社として
私が選んだ神社がこちら。

1,斐伊神社
 
斐伊神社入口.jpg
画像は斐伊神社入口

神社によっては手水舎に水が無い事もあります。
そんな時、霊気を学んでいる私は乾浴法
祓い清めを行っています♪

斐伊神社拝殿.jpg
画像は斐伊神社拝殿

主祭神は須佐之男命、櫛田比売命、伊都之尾羽張命
神社の由緒は紀元前にまで遡り
武蔵国一宮 氷川神社(埼玉県)のルーツとして
上がる神社でもあります。

戦艦武蔵.jpg
戦艦武蔵ゆかり.jpg
画像は戦艦武蔵と武蔵国一宮氷川神社にある石碑

武蔵国一宮 氷川神社(埼玉県)と言えば
大和型戦艦 2番艦 武蔵が有名ですね!
実は軍艦や艦艇には艦内神社として神棚があります。
戦艦武蔵は武蔵国一宮氷川神社の神様を祀っています。

大和神社看板.jpg
戦艦大和几帳.jpg
戦艦大和ゆかり.jpg
画像は大和国大和神社看板と戦艦大和几帳と石碑

戦艦大和には大和国(奈良県)にある大和(おおやまと)神社の
神様を祀っています。

斐伊神社看板.jpg
画像は斐伊神社看板

斐伊神社の社伝によると、
「孝昭天皇五年にご分霊を元官幣大社氷川神社に移したと
 古史伝に記載している。」とあります。
武蔵国一宮 氷川神社(埼玉県)の勧請元として出雲大社説と
斐伊神社説の2つありますが出雲が原点な事に変わりありません。

出雲といえばスサノオ様、
スサノオ様と言えば八岐大蛇退治が有名で
近くにはスサノオ様が倒したオロチの首を埋めて、
8本の杉を植えたと言い伝えられている八本杉がありますが
この八本杉を見る事無く、次の場所へ移動したのでした。
え?  理由はって?
それは・・・単に忘れただけというのが真相です(笑)

2,たたら刀剣館 9:30入館

たたら刀剣館1.jpg
たたら製鉄の変遷.jpg
玉鋼1級品.jpg
玉鋼3級品.jpg
画像はたたら刀剣館、たたら製鉄の変遷、玉鋼

たたら製鉄の歴史や実際の作り方、
玉鋼を作るのにどれだけの材料が必要になるのか?
そんな興味深い展示物が盛り沢山の博物館。
もちろん、日本刀の展示もあって
名刀政宗と妖刀村正が隣同士に展示されていたのが
印象深かったです。

それと、前回の神社参拝弾丸ツアー in 出雲①
熱く綴った内容がこんな感じで紹介されていたのは驚きです。
八岐大蛇の正体.jpg
画像は八岐大蛇の正体についての考察

私が出雲に行く理由の1つが包丁の購入。
幸光包丁.jpg
画像は雲州幸光刃物

縁起感、歴史感だけでも価値ある包丁だと思いますが、
雲州幸光さんの包丁は白紙1号の手打ち包丁なのに
お値段がとっても安いのです!
私が購入した菜切り包丁、三徳包丁共に1万円以下でした。
切れ味については、旅行中にロールパンを試し斬り?したので
後日、ブログでご紹介したいと思います。

フレーズ.jpg
画像は刀剣館での包丁展示の名言

たたら刀剣館で包丁販売について電話で確認した際に
職員の方に1つのフレーズを伝えました。
そしたらそのフレーズがこんな形で!(感激)
一部の人は知っている有名な言葉ですが
やはり、こうして見ると良いですね♪

実は、包丁購入に関するドラマや包丁については
少し綴っておきたいのでこちらは後日別記事とします。
関連記事:雲州幸光打刃物


3,稲田神社

稲田神社鳥居.jpg
見頃の桜.jpg
稲田神社拝殿.jpg
画像は稲田神社鳥居、境内、拝殿

主祭神は稲田姫、大山祇命、素戔嗚尊

この稲田神社、稲田姫ご誕生の地として有名です。
傘が必要な雨の中での参拝となりましたが、
各地の桜が散って葉桜となっている頃、
ここ奥出雲では桜が見頃を迎えておりました。
まるで、私達が参拝するのに合わせてくれたかのように!

4,稲田神社境内社務所・姫のそば ゆかり庵

社務所.jpg
画像は稲田神社社務所 兼 ゆかり庵

今回の神社参拝弾丸ツアー in 出雲は
グルメ旅行と言っても過言ではなくて
非日常的な至福な旅をしたと思っています。
なので、現地で食した美味しい料理を
ピックアップしてブログで紹介する事にします。

ゆかり庵看板.jpg
画像はイチ押しなそば御膳の看板

横田小そばは奥出雲でしか食べられない
希少在来種の蕎麦で収穫量が少なく、
少し前までは絶滅に近い状態にありました。
平成15年に在来種復活の狼煙を上げて
平成18年には3kgだった種が300kg、
その翌年には800kgに!
この希少在来種の蕎麦を横田小そばと命名して
平成19年に農家へ供給し始めるのです。
そして島根県が進めていた出雲そばプロジェクトに後押しされて
注目を浴びるようになります。
今では週末になると横田小そばの美味しさを求めて
蕎麦店には行列が出来る程だとか。

横田小そばのそば御膳.jpg
画像は横田小そばのそば御膳

数量限定の横田小そばのそば御膳。
石臼挽き手打ち十割蕎麦。
天日干し仁多米コシヒカリ(姫ゆかり)のおむすび。
地元野菜を使った採れたての日替わりお惣菜。
11:30頃に入店してすぐにSOLD OUTになりました。
気になるお味の方は、とっても美味しかったです♪
道案内を買って出てくれた友人も絶賛する程の味!
私が稲田神社に参拝したいと言わなければ、
友人は絶対に参拝しなかったであろう神社の1つらしく
当然、この横田小そばのそば御膳を食べる事も・・・。

神社エール看板.jpg
画像は神社エール♪

素晴らしい程にアピールしてくる神社エールの文字。
これは一体何なのか?
定員さんに尋ねると・・・神社を応援する神社エールです♪
とニコニコしながら元気に説明してくれます。
神社を応援すると聞いて、私が頼まないわけがない!(笑)
即座に飛びついて、友人の分まで問答無用で注文♪

神社エール.jpg
画像は実際の神社エール

お味の方はお世辞抜きで美しかったので頼んで良かったです。
お会計の際に神社への寄付を申し出ると・・・
稲田神社の宮司は今年(2018年)99歳と高齢の中
三つの神社を掛け持ちされているので
こうして私達が神社の社務所を使わせて頂きながら
ご寄付をお預かりしているとの事。
元々、この男性の方は出雲ではなく関東の方でしたが
奥出雲で復活した希少な在来種横田小そばに惚れて
Iターンしているのだとか。

こちらの姫のそば ゆかり庵の話も熱い記事となりそうなので、
稲田神社 姫のそば ゆかり庵 秘話として
別記事として後日、改めてご紹介したいと思います。
関連記事:姫のそば ゆかり庵

まだ3ヶ所しか巡っていないのにこのボリューム!
これでも相当端折ったつもりですが濃密な旅過ぎて・・・つづく(笑)
タグ:出雲 参拝記
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神社参拝弾丸ツアー in 出雲① [神社参拝記]

神社参拝弾丸ツアー in 出雲.jpg

ずっと行きたかった出雲!
2017年秋頃から参拝計画を組み始め参拝したい神社は
ピックアップしてましたが出雲地域は雪国の為に
友人が下見出来ず、逸る気持ちを抑えて雪解けを待つ事にしました。

そして、2018年3月友人から出雲参拝計画を実行に移すべく
素敵なお誘いがありました。
旅行日数は3泊4日と素敵な旅行計画を組んでの弾丸ツアーです♪

さて、実際の出雲参拝記を綴る前に前知識として
出雲のたたら製鉄を簡単に綴っておこうと思います。
この知識を知っているのと知っていないのとでは
出雲の魅力が変わってくると思います。
私が出雲に行きたかった理由は大きく3つありました。
・出雲大社への参拝。
・出雲で作られた本物の包丁を購入する。
・スサノオ様を祀った神社である事を行う。

そんなわけで突然ですが、鍛冶の神様って知ってますか?  
天目一箇神(あめのまひとつのかみ)、一つ目(片目)の神様です!  
一説によると”一つ目小僧”の原型であるとも言われている隻眼の神様。

某書籍に書かれていた事ですが目は魂の窓なのだとか!  
目力とはよく言ったもので、
人の本体である魂の窓が目なら、
色々と合点がいくわけです。  
例えば・・・目と目で通じ合うアイコンタクト!  
何か話をする時には相手の目を見て話す・・・ 
女性が覗き込むように目を見るのは、
これは本体である魂と直接コンタクトを取っていたわけですね♪

どうして、鍛冶の神様が隻眼なのか?
熔鉱炉の温度を確認するのに目で直接見て温度を測るのですが、
これは魂で温度を測っている際に少しずつ着実に目が焼かれます。

ゆえに、鍛冶職人の職業病として失明したり、
片目になる事に起因しているのだとか。  
そうそう片目といえば、サイクロプス(キュクロープス)は
ギリシャ神話に登場する鍛冶神ですからね。

日本刀は不純物を徹底的に取り除いた剣で別名は真剣。  
漢字で読み解けばと同じで
純粋混じり気が無いという意味です。
なので日本刀は名実共に真剣なのです!

名刀として価値が認められた刀に限定されますが、
刀は武士の魂とも呼ばれる所以として、
鍛冶職人が己が目を焼き、
誠を尽くして打ち、
不純物の無い純粋な鋼の刃だからでしょう。

そして、日本刀と言えばたたら製鉄へと繋がるわけですが、
初代天皇である神武天皇の皇后の名前が
比売多多良伊須気余理比売(ひめ タタラ いすけよりひめ:古事記名)。

出雲と言えばスサノオ様ですがスサノオ様と言えば鉄。
そして、神武天皇の皇后の名前にたたらと・・・。
なんか、どこまでも意味深な流れですよね(笑)

出雲のたたら場では金屋子神を祀っていて、
金屋子神は死に対する禁忌がなく、むしろ好まれているのです。  
たたら製鉄では亡骸を傍におくと鉄の涌きが良くなる・・・と。

五行解説.png

因みに風水理論の陰陽五行説で読み解くと、
五行は木・火・土・金・水で、
簡単に解説すると火は土を作り、
土は金属を作るといった自然の流れになります。

神代三剣として有名な布都御魂剣は
高倉下様が初代天皇の神武天皇へ運ばれた神剣。
天羽々斬剣はスサノオ様が八岐大蛇退治に用いた神剣。
八岐大蛇を退治した際に尻尾から見つかったとされる草薙剣。
布都御魂剣と天羽々斬剣は石上神宮、
草薙剣は熱田神宮で大切に祀られています。

実は神代三剣はどれもスサノオ様と深く関連していて、
書ける範囲で憶測を交えながら綴ると・・・

布都御魂剣の漢字を見ると・・・布都様の御魂を宿した剣。  
「たたら製鉄では亡骸を傍におくと鉄の涌きが良くなる」
そのままの意味として亡骸は土なので、
土は金属を作ると解釈するのが一般論。
亡骸を火葬しても火は土を生むわけで・・・  
たたら製鉄の流れは自然の摂理そのままなので、
木  →  火  →  土  →  金の流れです!

草薙剣の正式名称は天叢雲剣です。
天叢雲様を宿した剣とも解釈出来るけれど、
おそらく天叢雲様の専用剣だったと思っています。
神話を見るとこの天叢雲剣を使って
日本武尊尊が草を薙ぎ払ったので
草薙剣と呼ばれるようになり、
今では三種の神器の1つとなっています。

話を戻して・・・
元々八岐大蛇とは氾濫した川を比喩していて、
スサノオ様が氾濫する川の治水工事を行い、
そこで産出された砂鉄を用いてスサノオ様が作られた剣が天叢雲剣。  

出雲地域の地図を確認してみると・・・
斐伊川から砂鉄が産出されてますね^^  
八本の川の治水をされたか、
八か所の治水をされたかに由来して八岐。  
風水において川は龍と例えられるので大蛇。

氾濫して猛威を振るっていた川が八岐大蛇の正体で、
八岐大蛇の尻尾から草薙剣が出たの部分は、
斐伊川  →  砂鉄  →  たたら製鉄  →  剣作成の比喩。

天叢雲様専用剣と言っている時点で、
とある神様の名であるわけですが、
天ノ村雲様とは違う別の神様だと言われています。
ただ、天叢雲様と天ノ村雲様は別の神様ですが
血を辿っていくとスサノオ様へ・・・。

さて、この時代がいつなのかが気になる所ですが
高倉下様が布都御魂剣を神武天皇へという話から
初代天皇の神武天皇即位が皇紀の始まりなので・・・
単純に2018年は皇紀2678年なので2678年前位のお話?
つまり縄文時代となります。

これを裏付けるかのように島根県安来市にある和鋼博物館では
「日本列島における人々と鉄の出会いは縄文時代末から
 弥生時代のはじめの頃」と時代を明確にしています。

一般的に縄文時代に製鉄はあり得ないと思われていますが、
実は福岡県糸島郡二丈町の石崎曲り田遺跡の住居址から
縄文時代晩期の板状鉄斧(鍛造品)が発掘されているのです。
また長崎県小原下遺跡では縄文時代の
鉄滓(鉄を製錬する際に出る不純物)が発見されています。

九州地方の神社を見ていくと・・・
スサノオ様の一族が数多く祀られている事から
スサノオ様が統治していた地域だと推測できます。
例えばスサノオ様との誓約によって宗像三女神が産まれ・・・
神社参拝弾丸ツアー in 福岡②でも参拝させて頂いた
宗像大社はあまりにも有名な神社ですよね!

事実かどうかは別として歴史ロマンを感じるのが
旅の醍醐味というものです♪

そうそう、皇紀の覚え方ですが、実は西暦+660年が皇紀ですよ♪
タグ:出雲 参拝記
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神社参拝弾丸ツアー in 福岡④ [神社参拝記]

あとがき

各神社にお供えさせて頂いたお神酒総数は1合瓶20本、
一升瓶1本、それでもまだ足りなくてワンカップ4つ追加。
※実際にお供えしたワンカップは3つかな?

よく神社に神様は居ないといった事を耳にしますが
神社には神様の依り代となるご神体があって
私達の心に応じて神様が神社に降られます。

拝殿の前で手を合わせている時に、
純粋な心、純粋な想い、純粋な祈りがあれば
神様は自然と降られるのだと思っています。
だから、この神社には神様は居ないという言葉は正しくもあり、
間違いでもあるとも言えます。
神様にも降る、降らないの自由があるのですから!

私達も同じですよね?
頑張っている人は無条件で応援したくなります。
同じように、神様から見て、応援したくなるような
人生を歩んでいれば、見えないところでこっそりと
手を差し伸べてくださるのではないでしょうか?

なぜ、全国各地にこんなにも神社が多いのか?
どうして、時の権力者達が神社を大切に敬い
有事の際に、馬(神馬)を奉納して祈願しているのか?

神様が降られる場所が神の社たる神社であり、
祈りとして自分の想いの丈(誠)を伝えます。
自分の意を宣る事、つまり、宣言する事
祈りであり、本当の神社参拝の姿なのです。

神様に宣言した以上、出来なくても良いので
とにかく頑張って努力する!
すると、その努力に応じて、
神様がこっそり手を差し伸べてくださる・・・。
・具体的にどうしたいのか?
・その為にどのような努力をしていくのか?
この2つが重要なポイントだと教わった事があります。

自分自身の行動は、自分自身がどんな人間であるかを
周りに宣言している事に他なりません。

神社参拝は本来、心ゆくまで、ゆったりと神様を感じながら
神々様と語り合うモノだと思います。
数多くの神社を一度に参拝する事が良い事ではないし、
遠くの大きな神社より、まずは近くの小さな神社、
自分の産土神社、氏神神社に多く参拝して
神様との縁を深めていく事が何より大事な事だと思います。

最初は私一人で大宰府天満宮に参拝して神札を拝受する予定でしたが、
全国を飛び回りながら多忙を極める方が率先して道案内を買って出られ、
今回の神社参拝弾丸ツアー in 福岡となりました。

お互いの信頼関係も然ることながら
神様が最高の道案内役として私に付けて下さったとも考えられますし、
あらゆる意味で日頃の行いから試された
神社参拝弾丸ツアー in 福岡は、
当日の天候にも恵まれ何事もなく終える事ができ感謝しています。

なお、福岡から無事に帰宅した後、
「ただいま無事に戻りました!」と我が家の神棚に
手を合わせると・・・独特の神気と共に
「おかえりなさい!」と言わんばかりに
左右のろうそくの炎がユラユラとゆらめいていた事を
備忘録として綴っておきます。

今回のツアーは”神様に見守られながら”
神社参拝ができたのではないか?
どこかそう感じさせる神社参拝弾丸ツアー in 福岡でした。
最後まで拝読下さり、ありがとうございました。

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神社参拝弾丸ツアー in 福岡③  [神社参拝記]

関連記事:神社参拝弾丸ツアー in 福岡②

弾丸ツアー2日目は宿泊ホテル玄関前に5:30!
初日より30分も早い集合となりました。
メインの大宰府天満宮参拝は6:00スタート!
大宰府天満宮、竈門神社では神札を拝受。

有難い事に2日目も英彦山の霊水を頂きながら
神社参拝弾丸ツアーが始まりました。
道真様への参拝が主目的な事もあり気合が入ります。

2014年9月14日(日)の予定
 6:00~ 7:15 太宰府天満宮 神札拝受
 7:30~ 8:10 竈門神社   神札拝受
 8:30~ 9:10 都府楼跡地
 9:30~11:30 天拝山登山
11:45~12:30 昼食
13:00~14:00 飯盛神社
14:30~15:00 ◯◯神社   特殊な場所に付き伏せます。
15:20~16:00 桜井神社
17:20~17:35 警固神社 ☆状況によって見送り
17:40~17:55 若宮神社 ☆状況によって見送り
18:15~18:35 下照神社 ☆状況によって見送り
19:00       福岡空港/到着


太宰府天満宮参道.jpg
画像は大宰府天満宮参道

流石に、お店閉まってます(笑)

延寿王院.jpg
画像は延寿王院

天満宮の境内にあるこの場所で幕末の歴史は動いていました。
高杉晋作、坂本龍馬、西郷隆盛・・・多くの勤王の志士がこの場を訪れ・・・
今では宮司の住まいになっています。

太鼓橋1.jpg
太鼓橋2.jpg
画像は太鼓橋

楼門.jpg
画像は楼門

開門シリーズ舞台裏
楼門の正面で開門を待ち構えている人影を発見!
某ブログ恒例の開門シリーズの舞台裏かも?(笑)

楼門2.jpg
開いたばかりの楼門

本殿.jpg
画像は本殿

早朝だからこそ撮影できた誰も居ない本殿。
今回案内をしてくれた御仁が我が家に来た時、
私のPC画面を見て
「これ、大宰府天満宮ですよね?
  朝一番の誰も居ない本当の大宰府天満宮の姿を見せてあげたい」
この言葉を思い出します。
そして、その数ヵ月後、この言葉は現実のモノとなります。
画像から伝わる通り、実に清々しい空間です!


飛梅.jpg
画像は飛梅

あの有名な飛び梅伝説の梅の木です。
「東風(こち)吹かば 匂ひをこせよ 梅の花
 主なしとて 春な忘れそ」

本殿2.jpg
画像は本殿

いわずと知れた御墓所です。
ご本殿の真下が道真様の御墓所で
天満宮は道真様のお墓を守る為に建立されています。
道真様は学問の神だけでなく、至誠の神としても有名で
道真様のように信義誠実の道を歩めるように、
そして、この後に巡る道真様ゆかりの地を訪れた際、
少しでも道真様の心を感じれるようにと祈りました。

なお、地元では有名なジンクスがあり、
大宰府天満宮をカップルで参拝すると・・・
道真様の御前で”問われるのは真実の愛”です!
この言葉からお察し頂ければ・・・。

本殿裏.jpg
画像は本殿裏

道真様のご父母君をはじめ、
ご子息、恩師の方をお祀りしています。

かさの家.jpg
画像はかさの家

参道2.jpg
画像は天満宮参道

道真様にお供えする為にAM6:30に
焼きあがったばかりの梅ヶ枝餅を購入します。

梅ヶ枝餅は2種類?あって、
表面のお餅が柔らかいタイプと、
表面のお餅を焼き上げたタイプがあり、
同じ梅ヶ枝餅でも食感がまるで異なります。
もちろん、私は両方、頂きました♪

菓祖中島社.jpg
菓祖中島社2.jpg
画像は菓祖中島社

こちらの神社はお菓子の神様をお祀りしていて
祝詞奏上後におそれおおくも道真様にお供えした梅ヶ枝餅を
直会として頂く事にしました。
もちろん、ゴミ等は全てお持ち帰りしていますが
本来、神社境内では慎むべき行為のような・・・(笑)

筆塚.jpg
画像は筆塚
道真様は書道三聖の1人で、
”書道の神”としても信仰されています。

野見宿禰碑.jpg
画像は野見宿祢碑

野見宿祢は菅原道真様の祖先にあたり、
相撲の祖神とされています。
天穂日命から14世の子孫であると伝えられています。

天穂日命社.jpg
天穂日命社2.jpg
画像は天穂日命社

道真様の家系を簡単に整理すると・・・
天穂日命 → 野見宿祢 → 土師氏 → 菅原氏 → 公家の五条家。
五条家は野見宿禰の子孫という事で相撲司家になります。

神様の定義の1つに、ご先祖様(先祖崇拝)があります。
日本人として生まれたなら、自分の先祖を遡っていくと
誰もが八百万の神々様に辿りつきます。
ご先祖様に対して手を合わせる事に抵抗感を抱く必要は全くなく、
むしろ、ごくごく自然で当然の事なのです^^

戦前までの国家神道は宗教と位置づけておらず
神道を宗教と位置づけたのは戦後のGHQです。
その結果、悪質な新興宗教の台頭する事に繋がり、
宗教に対して抵抗感を抱く事へと繋がっていくわけです。
そもそも、”神道とは神へと至る道”です。
人によっては”神様と一緒に歩む道”と解釈される方も居ます。
つまり、ご先祖様に見守られながら一緒に歩む道。

天皇家が天照直系の子孫と言われている事もあり
天皇自身も神様として神社に祀られています。
例を挙げれば・・・
八幡宮の第15代天皇の応神天皇(誉田別命)や
その母君であり三韓征伐を行った神功皇后は有名ですし
最も新しい神様?として、我が国で一番参拝客の多い
明治神宮のご祭神である明治天皇も有名ですね。

話の流れ的に少々脱線しましたが、
太宰府天満宮は実に多くの見所があり
本来ゆっくりと時間をかけて参拝すべき神社ですが
弾丸ツアーの為、泣く泣く断念して次へ・・・

竈門神社.jpg
竈門神社2.jpg
竈門神社3.jpg
社務所.jpg
画像は竈門神社と社務所

大宰府の鬼門(東北)の位置にあり、
大宰府鎮護の神として崇敬される式内名神大社です。
HP上で画像を見た瞬間、”お呼ばれしたかも?”・・・
そんな印象を勝手に受けつつ、
是非とも参拝して神札を拝受させて頂こうと選んだ神社です。
神社らしからぬ社務所ではありますが
神社境内はとても居心地の良い神社でした。
可能であれば、宝満山にも登りたかった位です。
縁結びの神様として有名な玉依姫様をお祀りしている
神社ですのでご縁のある方は参拝してみると良縁に恵まれるかも?

神道夢想流杖道発祥之地.jpg
画像は神道夢想流杖道発祥之地

夢想流権之助神社.jpg
画像は夢想権之助神社
神道夢想流・・・どこかで耳にされた方も多い有名な杖術流派です。
流祖である夢想権之助は宮本武蔵と戦って、
1度目は敗北。その後、ここ宝満山にて修行し
「丸木をもって水月を知れ」という神託を得て・・・
2度目は勝利したとも、引き分けとも・・・。
現在では警察官が習得する逮捕術の警杖術技のベース
となっている流派です。

都府楼跡3.jpg
政庁跡航空写真
都府楼跡1.jpg
政庁入口
都府楼跡2.jpg
政庁跡
画像は都府楼跡地

正式名称は大宰府政庁跡。
奈良の平城京跡、大宰府政庁跡、宮城の多賀城政庁跡は
3大政庁跡と呼ばれ、国の政を行う重要な拠点でした。
菅原道真様は京の都から、ここ大宰府政庁へと
無実の罪で左遷させられました。

都府楼跡地の近くにある神社を車で通り過ぎた際、
不思議とその神社に”呼ばれた?”と感じました。
でも、その神社について何も知らなかったので
弾丸ツアーの性格上、参拝する余裕は・・・
そんな風に思っていたら案内をしてくれている御仁が
都府楼跡地から次の目的地へと向かう時に時計を確認して・・・
「ちょっと寄り道しても良いですか?」と。

榎神社.jpg
榎神社2.jpg
画像は榎神社

驚いた事に、寄り道の神社は菅原道真様ゆかりの地。
左遷させられた後に住まわれていた場所だったのです!
そして、境内を掃除されていた氏子の方から
「榎神社の裏にある社に是非参拝してあげて下さい」と。
この地で道真様のお世話をされていた方だとか・・・。

本殿裏手に回ると・・・

浄妙尼社.jpg
画像は浄妙尼社

これで私の記憶にあるエピソードと繋がりました。
門前で餅を売っていた浄妙尼が道真様の境遇に同情し、
時折、餅を持参しては道真様を慰めていました。
まさか、この社にお祀りされている方がそうだったとは・・・
しっかりと、手を合わさせて頂きました。
補足ですが、浄妙尼は道真様の棺の中に、
好物であったこの餅を梅の枝にさして供えたと言われ、
これが梅ヶ枝餅の由来となっています。
また、道真様の霊が通じたのか梅ヶ枝餅を食べると
病魔を防ぐ効果があるという謂れがあります。

道真様はこの場所で、浄妙尼(じょうみょうに)に
慰められながら差し出された好物の梅ヶ枝餅を食べて
一体何を感じていたのでしょうか?
弾丸ツアーのリストにはない予定外の神社でしたが
知っていれば何が何でも参拝したい神社の1社であり、
この神社に呼ばれた?と感じた感覚も納得しました。
天満宮にて祈った事が、すぐに実現するとは夢にも思わず、
ただただ、感謝するばかりです。

因みに・・・
平成14年に行われた太宰府天満宮の1100年大祭の時に
太宰府天満宮が整備して今の形になっているのだとか。
それまでは・・・(汗)

天拝山案内.jpg
画像は天拝山案内

起点.jpg
起点2.jpg
画像は起点 1合目
天拝山登山.jpg
山頂.jpg
山頂2.jpg
画像は山頂
古名は天判山(てんぱんざん)。
起点、1合目から山頂に至るまで
道真様の読まれた歌碑が登山道に設置されています。

荒穂神社.jpg
荒穂神社2.jpg
荒穂神社3.jpg
画像は荒穂神社

荒穂神社 天拝山中腹にある神社で、
天拝山入口に1之鳥居があります。

天拝山社.jpg
画像は天拝山社
天拝山頂上にある社です。
少しでも天(神々)に届くように近く・・・
山の頂にある岩の上に乗り、更に、つま先立ちをして
天(神々)に無実を訴えられたと言われています。
道真様の純粋にして誠の姿が伝わるエピソードです。

天拝山から見た景色の1枚.jpg
画像は特別画像!
天拝山から見た景色の1枚(笑)

天拝山を下山して、予定通りランチにする事にします。
弾丸ツアー2日目のランチは”うどん”を要望しました。
福岡はうどん発祥の地らしく期待は膨らみます。
連れていってもらったお店のうどんを見ると・・・
半透明というか、うどんが透き通っていました。
そして、今まで食べた事の無い美味しさ!
福岡は食べ物が美味しい地域なのか?

うどんの味に感動しつつ、飯盛神社へと向かいます。

神社参拝弾丸ツアーも残すところ、あと僅か?となりました。

13:00~14:00 飯盛神社
14:30~15:00 ◯◯神社 特殊な場所につき伏せてます。
15:20~16:00 桜井神社
17:20~17:35 警固神社 ☆状況によって見送り
17:40~17:55 若宮神社 ☆状況によって見送り
18:15~18:35 下照神社 ☆状況によって見送り
19:00       福岡空港/到着

飯盛神社.jpg
画像は飯盛神社

五十猛(イソタケル、イタケル)大神を祀る神社ですが、
ちょっとだけ神様紹介を行うと・・・
五十猛大神は、正当な王位継承権を持たれた神様で
スサノオ様と櫛稲田姫との間に生まれたお子神様。
五十というのは、50もの多くの偉大な功績を
果たされた事に由来していているのですが、
不思議な事に偉大な功績については
他の神様の功績として語り継がれています。

五十猛大神のエピソードで有名なのは・・・
埴土で船を作って、荒ぶる海を越え、日本のいたる場所に
木々の苗を植えて歩かれている事でしょうか?
日本の国が緑豊かで、美しい自然があるのは
日本黎明期に活躍された五十猛大神のおかげなのです!

紀伊国、現在だと和歌山県になるのかな?
紀伊国は、その昔、木の国と呼ばれ、
紀伊国一宮神社の伊太祁曽神社は、五十猛大神が御祭神。
五十猛大神は、造船、航海安全、大漁の神として、
また林業の神、商売繁盛、開運招福、悪疫退散、
厄除け等のご神徳を持たれた神様です。
ご神徳に、”悪疫退散、厄除け”とある事から
武勇に優れた神様である事が推察できます。

そんなわけで、福岡に行くなら飯盛神社も是が非でも
参拝したい神社の1社でした。
そして、事前に飯盛神社に植樹の寄贈ができないか
問い合わせを行っていた事もあって、
アポも無いのに、宮司さん自ら時間を割いて
神社境内を案内して下さりました。

宮司さんより一通り説明を受けましたが、
収穫は私よりも道案内をしてくださった方の方が
多かったのではないかという不思議なご縁(笑)

五十猛大神のように私も何か貢献したい!と考え、
宮司さんに相談した所、
「今は案内していないけど、将来的には考えている。」
という事で、飯盛神社へ植樹の為に心ばかりの
気持ちを添えて神納させて頂きました。
記念すべき飯盛神社への植樹寄贈第1号となれると嬉しいな♪
※神社判断で自由に使って下さいと預けているので
 必ずしも植樹に使われるとは限りません。

五十猛大神を祀る飯盛神社の中宮.jpg
画像は五十猛大神を祀る飯盛神社の中宮

ここでは、五十猛大神に
「自分自身の中に揺らぐ事の無い
 大きな志としての苗をお植え頂きたく・・・」
と、祈願するのでした。

そして、弾丸ツアー恒例の湧水です。
ここ飯盛文殊堂では、知恵の水(湧水)を頂く事が
出来るのですが、驚いた事に、湧水が・・・。

宮司さんに案内して頂いている時は普通に出てました。
神の恵みたる湧水を頂こうと中宮から降りてきたら・・・
お水事件発生です!
神社参拝弾丸ツアー初の”アクシデント”です。
湧水を頂きに来た際に止まっている時は
皆さん諦めて引き返していたそうですが、
そこは日頃の行いの良さを現在進行形で証明している
神社参拝弾丸ツアーを慣行中な私達(笑)

先程、親睦?を深めた宮司さんに相談すると、
「少し待っていて下さい。
 誰か人(神職)をやって、すぐに対応させます。」
ただ、このトラブルの為、私は写真が撮れなかったのと
弾丸ツアーとして致命的な時間を浪費しまいましたが
その対価に見合う神の恵みたる”知恵の水”を
無事に頂く事が出来ました。

◯◯神社.jpg
画像は◯◯神社鳥居

当初の予定ではこの神社とは違う神社に参拝する予定でしたが、
福岡入り直前にこの◯◯神社へと切り替えた経緯があります。
おそらく、今回の神社参拝弾丸ツアーで
私にとって参拝すべき神社だったのだと思います。

本当にこんな場所に神社があるのか?
そう思いながら歩いていくと・・・
神職の居ない神社なのに、とても大切に神様をお祀りされていました。

ちょっと特殊な場所に建立されている事、
ある方がとても大事にされている事、
出来れば教えたくないという本心を聞いている事もあり、
総合的に判断して今回は伏せる事に。
もし、この神様、この神社にご縁があれば、
自ずと見つける事が出来ると思います。

桜井神社.jpg
画像は桜井神社鳥居

石造りの橋.jpg
画像は石造りの橋(石橋)

猿田彦神社.jpg
画像は猿田彦神社

参拝順序.jpg
参拝順序
この神社は参拝順序が指定されていました。
初めは”導きの神”である猿田彦神社です!
神社参拝弾丸ツアーでも私の産土の神様を除くと
一番最初に参拝しているのと同じ理由です。

楼門.jpg
画像は楼門

拝殿・本殿.jpg
画像は拝殿・本殿

岩戸宮.jpg
画像は岩戸宮

二見ヶ浦遥拝所.jpg
画像は二見ヶ浦遥拝所

ここで手を合わせていたら・・・
「近くにありますから、実物を見に行かれますか?」と。
こうして弾丸ツアー恒例の気ままな予定外行動決定(笑)

桜井大神宮.jpg
桜井大神宮2.jpg
桜井大神宮3.jpg
画像は桜井大神宮

伊勢の神宮の内宮と外宮の神様を
1つの社にお祀りしている神社です。
福岡で神宮にお参りしている気持ちです。

桜井二見ヶ浦.jpg
桜井二見ヶ浦2.jpg
画像は桜井二見ヶ浦

やっぱり、実物は違いますね!
実は、こちらも伊勢にあるんですよね。
最後は伊勢の神宮参拝(仮)で締めくくる
神社参拝弾丸ツアー in 福岡!

この後だったかな・・・
美味しい卵があるという事で
夜食代わりに卵かけご飯を頂きます。
確かにスーパーの卵とは次元が違いましたが・・・

そして、福岡空港目指して帰路に・・・。
日曜の夕方という事もあり、高速は渋滞。

下記の3つの神社は・・・
17:20~17:35 警固神社 ☆状況によって見送り
17:40~17:55 若宮神社 ☆状況によって見送り
18:15~18:35 下照神社 ☆状況によって見送り
予定通り見送りです(笑)
そもそも、神社参拝時間は16:00までなので!

ただ、案内してくださった方はパーフェクトを目指すべく
福岡空港への帰路の中で、各神社の前を車で通って下さいました。
最大限、ベストを尽くす!
そんな意気込みが感じられました。

車窓から神社の入口を見ただけですが、
時間が許せば・・・参拝したい神社である事に変わりありません。
どの神社も居心地の良さそうな雰囲気を感じました。
そして、福岡空港に予定通り19:00に到着し、
ゆっくりする時間もないまま、搭乗手続きを済まし・・・。

こうして、神社参拝弾丸ツアーは、
何事もなく、ほぼ計画通りに終える事が出来ました!

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