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神の塩 [神様関連]

製塩に情熱を注ぎ”神の塩”と呼べる塩は私が知っているのは2つ。
今回は、そのうちの1つ”鹽竈の藻塩”について記事にしたいと思います。

塩竈の藻塩は、我が家で行う七草の神事でも使わせて頂いております。
関連記事:七草の神事

塩土老翁神様は古事記、日本書紀に登場する八百万の神様で、
最後に訪れて定住した宮城県塩竈市で塩づくりを教えられ
陸奥国1宮の鹽竈神社にて大切に祀られていて
神武天皇や山幸彦様を導いた事でも有名な神様です。

鹽竈神社平面図.jpg
画像は鹽竈神社境内平面図

鹽竈神社は塩土老翁神様を主祭神として別宮、
鹿島神宮で祀られている武甕槌大神を左宮、
香取神宮に祀られている経津主大神を右宮に祀られ、
塩土老翁神様がいかにスゴイ神様であるかがわかります。
その鹽竈神社の隣にある志波彦神社は名神大社です。

名神大社というのは927年にまとめられた【延喜式神名帳】に
記載されている全2861社の中で”特に霊験あらたかな225社”
特別な神社として【名神大社】とする事で格別の崇敬を
朝廷より受けた神社の事を言います。
そんな名神大社が陸奥国1宮ではなく、
式外社(延喜式神名帳に記載の無い神社)の鹽竈神社が
陸奥国1宮になっている事からも
いかにスゴイ神様を祀られているか察する事ができます。

塩土老翁神様は、日本各地に塩作りを伝えられ、
最後に訪れて定住された地が宮城県塩竈市です。
塩竈とは本来、製塩用の竈の事ですが、
古くから製塩が盛んであった事に由来して
塩竈市の地名になっているものと思われます。

”塩竈の藻塩”は塩土老翁神様の製塩を踏襲し
塩竃沖の塩水を神馬藻(ほんだわら)で濾してから
竈で10時間以上炊き、火を止めて一晩置くと
気温や塩分濃度等の一定の条件が揃った時に
薄片状の結晶が出来るのだとか・・・。
その塩の結晶がフラワーソルト!
塩の結晶をすくった後に更に1日炊くと
粒状の鹽竈の藻塩になります。

塩竈の藻塩1.jpg
塩竈の藻塩2.jpg
画像は左:塩竈の藻塩 右:フラワーソルト

塩土老翁神様の教えに基づいて製塩する
【藻塩焼神事】を踏襲し、手間暇をかけて、情熱を注いで
製塩された塩竃の藻塩は私から見て神の塩そのものです。
スーパー等で普通に販売されている塩と違って
少々値は張りますが、それだけの価値があると私は思っています。

塩竃の藻塩が届いたその日(2018年1月1日)に、
いつもなら醤油で食べるお刺し身を
フラワーソルトを乗せて美味しく頂いた事は言うまでもなく!

塩の結晶なのでサクサクとした食感があるんですよ♪
そして、口の中でゆっくりと溶けていき、
奥深い味わいとほのかな甘味を感じます。

塩竈の藻塩選別品.jpg
画像は塩竈の藻塩選別品である竈炊キ藻塩と竈炊キ結晶

こちらはギフト用として高級感を打ち出した選別品として
名称も 竈炊キ藻塩 と 竈炊キ結晶 に変わっていますが、
基本的には同じモノです。

最後にお店のPRを少しだけさせて下さいね♪
(もちろん、ブログにする旨は了承済です。)

今回記事にした【塩竃の藻塩】ですが七草に間に合わせる為に
大晦日の日に”しおがま・まちの駅”へ電話。
電話に出られた方の応対が的確だった事もあって、
数年前に塩竈市を観光した時の事を思い出しながら
電話で注文。
商品が届くと中には大変有り難い事に、
直筆のお手紙が同封されておりました。

しおがま まちの駅 手紙.jpg
画像は同封されていたお手紙 個人名は削除。

お店の忙しさから全てのお客様に対して
お手紙を同封出来るわけではないと思いますし、
塩竈の藻塩はどこで購入しても同じ物ですが、
直接、産地で購入して良かったと感じるのは
心を込めて人としての温もりを届けてくれる事です!

しおがま まちの駅は
平成23年3月11日の東北の大震災によって閉店を余儀なくされ、
平成24年9月28日に再スタートして今に至っています。

お金を出しても買う事が出来ないかけがえのないモノ!
私はこういった部分にこそ、本当に価値があるのではないか?
と常々思っている事でもあります。

”偶然は無く、全ては必然”というのが私の考え方ですが、
今回の流れは全て予め仕組まれていたように感じています。
個人的に数年前から塩竈の藻塩を愛用していますが
今回、七草に合わせて【しおがま まちの駅】さんで購入する事も
同封されたお手紙に感動して、ブログに綴ろうと考える事も
七草の神事で使うだけなのに、ナゼかギフト用の 
竈炊キ藻塩 と 竈炊キ結晶 を一緒に購入している事も、
この記事を読まれた読者の方がどのように感じて、
どう行動するかも含めて全て・・・

誰にって?  もちろん、神様に!(笑)

だって、ここは【かむやしろという神様メインなブログ】なのですから♪

追伸

そうそう、この記事を書いている時に確定したのですが
ギフト用に購入した ”竈炊キ藻塩 と 竈炊キ結晶” は
贈り先がサクサクっと決まりました。
ナゼか2018年1月3日の日にとあるCloseな掲示板で
私が書き込みした内容がキッカケで、
2018年1月4日に”ある神様”が祀られている山へと
ー5℃という極寒の中で登山に出発された方が居ましてですね・・・

箇条書きに時系列順に簡単に整理すると・・・
・必要の無かったギフト用の塩を購入した事
・Closeな掲示板で私が書き込みを行った事
・書き込まなかったあるお供え物が思い浮かんだ事
・私の書き込み内容を見て普段参拝しない奥宮へ参拝された事
・奥宮に祀られていた神様を調べてみたら・・・
色々なフラグメント、点と点が線に繋がりました。

で、これは私を経由して「寒い中、よく参られた」という
神様からの”神の塩の贈り物”だと思うわけです!

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