SSブログ

七草粥(2019年) [神事]

2015年より継続している七草神事は今年も継続です。

まずは七草について簡単に説明すると・・・
七草は早春にいち早く芽吹き邪気を祓うといわれ、
1年の無病息災を祈願して七草粥を食べるようになったと言われています。
時代を遡れば平安時代からの慣習のようで
伝統を受け継いているのだと感銘を懐きます。

2014年に参拝して以降ご縁を結ばせて頂いている
旧官幣大社22社の1社、丹生川上神社下社から
直会(なおらい)の縁起感抜群の食材が毎年届くのですが
今年は1月6日午前中着で発送していても
運送会社の都合によって1月6日の20:00に到着。
そこから七草を切り刻んで翌朝の七草粥の準備をします。

直会倶楽部.jpg
画像は送って頂いた七草セット

今を遡る事、約2679年前に初代天皇である神武天皇が
丹生の川上の地で祭祀を行い神々様へ
丹生の土地で自生していた食材をお供えされた事と思われます。

毎年送って頂いている直会の七草は
丹生川上の地で自生した七草なので、
大地の恵みを感じます。

この自生していた七草を丹生川上神社下社の宮司が、
心を込めて真剣に祈って神前へお供えした御神饌が
この直会の七草粥なのです。

開封.jpg
直会倶楽部七草粥一式.jpg
直会倶楽部七草一式
七草(神域自生)、粥杖(榊の枝)、
あずき餅(丹生川で育てた餅米を使用)、
天香山の土で作った勾玉守り、粥杖札。
※榊の枝は日本書紀に登場する八百万の神々を祀った
  丹生川上の榊の枝との事。

昨年に続いて、今年も塩の神様である塩土老翁神の
塩を使って味付けです♪
関連記事:神の塩

塩土老翁神は古事記、日本書紀に登場する八百万の神様で、
最後に訪れて定住した宮城県は塩竈市で塩づくりを教えられ
陸奥国1宮の鹽竈神社にて祀られている有名な神様です。

塩土老翁神の製塩法を引き継ぐ
【藻塩焼神事(もしおやきしんじ)】を踏襲して
神事と同じ場所の海水、神馬藻を採って
製塩されたものが鹽竈の藻塩。

”神の塩”を用い、御神饌を用いた縁起感抜群の七草粥!

2019年の1月7日は朝食として
縁起感抜群の七草粥を食す事が出来て幸せでした♪
本来、七草粥とは1月7日の朝に食すものなのですが
例年は仕事の関係もあって夕食だったので
この差は大きく感じています。

旧官幣大社22社の名に恥じず、
一切の妥協を感じさせない素晴らしい宮司さんと
丹生川上神社下社の神々様の神気を受けた御神饌。
日本人としての伝統を重んじたなんとも贅沢な、
歴史を感じながら神の恵みたる七草粥♪

因みに丹生川上神社下社の崇敬会に
直会(なおらい)倶楽部という会があって、
会員になると毎月、丹生川上神社下社の神様にお供えした
御神饌が送られてきますヨ!

〒638-0021
奈良県吉野郡下市町長谷1−1
丹生川上神社下社(旧官幣大社22社)
TEL:0747-58-0823
タグ:神事 七草
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

神社参拝弾丸ツアー in 広島 あとがき [神社参拝記]

関連記事:神社参拝弾丸ツアー in 広島 ①~⑩

出雲を越える程に長くなるとは思わなかった(笑)

出雲に続いて3泊4日の素晴らしい広島の旅。
尾道から始まる絶景旅行に都合をつけて
案内をしてくれた友人には今回も大変感謝です!

安芸の宮島(別名:秋の宮島)は日本三景だけでなく
世界遺産にも登録された観光地でありますが
実は、安芸国(あきのくに)は古くは阿岐国と呼ばれ
スサノオ様の拠点である出雲は安来と呼ばれていました。

安芸国にある有名な神社を見ると延喜式神名帳の式内社で
・安芸国一宮:伊都伎島神社 (厳島神社)
・安芸国二宮:速谷神社
・安芸国総鎮守:多家神社

いずれも名神大社であり、神社としての格式がとても高いです。
そして、速谷神社は平安時代の官幣大社であり、
西日本地域唯一の官幣大社になっています。
平家に崇敬された厳島神社が一宮になる前は
速谷神社が安芸国一宮でした。

ご祭神を見ると飽速玉男命(あきはやたまおのみこと)。
安芸建国の祖神となっています。
見た瞬間、見覚えのある神様の名前だなと・・・
建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)。
他に速の漢字がつく有名な神様は・・・
饒速日命(にぎはやひのみこと)。
別名:天照国照彦火明櫛玉饒速日命

日本神話に登場する神武(天皇)東征。
東征において最初に登場するのが安芸国(広島県)です。

多家神社では神武天皇、安芸津彦命(安芸建国開祖)、
大己貴命が祀られていて、東征において神武(天皇)が
滞在されたと伝えられる神社です。
日本書記では埃宮(えのみや)、
古事記では多祁理宮(たけりのみや)。

厳島神社はブログ本編で綴っているので割愛しますが、
ご祭神は宗像三女神を祀っています。
いずれも出雲系の神々様である事は明記しておきます。

今回の旅の発端が
「日本三景の1つ宮島(厳島)へ行ってみなさい」
というのが始まりでした。
関連記事:神社参拝弾丸ツアー in 広島①



その結果は、無理してでも旅行して良かったと思えるものでした。
旅行してる最中もそうでしたが、旅行から戻ってすぐ・・・
約1ヶ月後に転職する事となり、
その際に受ける事になった心の傷を緩和して
癒やしてくれるものでもありました。

もし、広島に旅行していなかったなら・・・
私の心は塞ぎ込んでしまっていたかもしれません。
未来を見越してのお招きに感謝すると共に
厳島神社参拝時には有り得ないような
絶妙なタイミングでお迎え頂いた事に深謝しています。
関連記事:神社参拝弾丸ツアー in 広島⑦

今回は歴史的背景のある神社を参拝せずに
観光色を強めた絶景巡りを主にしたせいか
良い気分転換となりました。

もし再び広島を訪れる機会があれば、
安芸国三社を参拝して今度こそ宮島に宿泊したいです♪
・安芸国一宮:伊都伎島神社 (厳島神社)
・安芸国二宮:速谷神社
・安芸国総鎮守:多家神社

そうそう、今回も神札はお受けしませんでした。
厳島神社は宗像三女神を祀る神社なので
同じ宗像三女神を祀る宗像大社の神札を受けていると・・・
神札が神々様とのご縁を紡ぐわけではなくて、
神札をお受けしていてもご縁が紡がれない方は紡がれない。
神社や神棚を前にして神気を感じる事から始まるのかな?
目を瞑って心穏やかに自然に身を任せて
意識を神社本殿に集中していくと神の気配に包まれたと
感じる事があるかもしれませんよ^^

タグ:広島 参拝記
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。