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神社の神様とは? [神様について]

神御前神社.jpg
画像は神御前神社(かみのごぜんじんじゃ)
ご祭神:倭迹々日百襲比賣命
神社名に【神の御前】とする所に感慨深さを感じます。

神社にお祀りされている神様のほとんどは人格神で
日本神話に登場される神々様だという事は
ご存知の方も多いと思います。

古来より神様の話は、日本の神話として
語り部によって語り継がれ・・・
こんな風に思っている人もいるかもしれませんが、
日本書紀や古事記、風土記といった各歴史書に
八百万の神々様は記されています。

例えば、国産み、神産みで有名な
伊弉諾尊(伊邪那岐:イザナギ)
伊弉冉尊(伊邪那美:イザナミ)の2柱。
そして、イザナギからは三貴子と呼ばれる
有名な神様が産まれました。
左目から、アマテラスの神様(太陽神)
右目から、ツクヨミの神様  (月神)
  鼻から、スサノオの神様 (海原の神)
三貴子は誰もが知っている有名な神様ですよね^^

繰り返しますが、民話、説話を集めた遠野物語のような
昔話としての伝承ではなく、
正史として扱われている日本書紀をはじめ
古事記、風土記といった各歴史書に神々様は記されています。

神様を信じるとか、信じないとか
信仰するとか、信仰しないとか・・・
そんな次元ではなく、神様って一体・・・
その答えの1つは過去記事に書かれています。
過去記事:【神】という漢字を読み解く!

”神様を知る事は、歴史を知るという事”
知れば知る程に、謎が新たな謎を産み
歴史ミステリーへと誘われていくのです。

我が国の正史と位置付けられている日本書紀の中に
たくさんの神々様が登場しているのですが
日本書紀は古事記を編纂して作られたものです。
こういった歴史書は時の権力者によって
都合よく書き換えられてもいる事も有名で
真実の歴史とは異なる点は注意しなければいけません。
タグ:神様 神社
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鏡開きの神事 [神事]

鏡餅.jpg
画像は鏡餅

「もぉ~い~くつ 寝~るとぉ~ お年玉~♪」
と、口ずさむような子供ではありませんでしたが
【お年玉を頂く事】は大人になっても大好きです!(笑)

1月は神事の連続なので投稿記事が多くて大変ですが
So-netブログを始めた最初の年なので更新を頑張りたいと思います。
そんなわけで1月11日は鏡開きの日です♪

お正月は家に歳神様をお迎えして、
みんなで祝う神事であり、豊穣を祈る神祭りなのです!
だから、お正月に初詣して神社に参拝する・・・
このように思われた方はちょっと待って下さいね♪

どうやって歳神様をお迎えするかというと
私達が神社に行って参拝するのではなく、
有り難い事に神様の方から
私達の元を訪れてくれるのです!

お正月に門松や、しめ飾り、鏡餅といった
正月飾りを飾っているのは、
歳神様をお迎えする準備だったのです♪

備忘録を兼ねてご参考までに・・・

12月29日に飾ると二重苦で縁起感が悪く
31日だと一夜飾りで誠意が無いと言われています。
そんなわけでクリスマスが過ぎた
12月26日以降に飾るのが主流ですが
実は12月13日以降であればOK!

飾ったお正月飾りは松の内と呼ばれる1月7日を持って取り外し
近くにある氏上神社(地域の神社)でどんど焼きにて燃やします。

そして、私が頂く事が大好きなお年玉ですが・・・
御歳神様をお迎えした後、
お供え物である鏡餅に御歳神様の魂が宿られます。
御歳神様の魂 → 御歳魂 → お年玉。

歳神様にお供えした鏡餅を11日に木槌で叩いて
鏡開きを行う意味は歳神様をお送りする神事。

こうしてお正月に一区切りをつけて
歳神様の魂が宿った鏡餅を頂くことで
無病息災を願う直会(なおらい)神事となるのです。
なんだか七草の神事みたいですよね♪
関連記事:七草の神事

お正月って本当に神事がてんこ盛りですが、

人が死ぬとその魂はこの世とは別の世界に行き、
やがて【祖霊】という大きな集団となります。
この祖霊が春になると【田の神】に、
秋が終わると山へ帰って【山の神】に、
お正月には【歳神】となって1つ1つの家庭を訪ねて
鏡餅の中に宿り、子孫の繁栄を見守ってくれるのだとか・・・。

これが真実かどうかというお話よりも
こうした伝統が息づいている事に
この国の風習が美しくて
心温まる素晴らしいものだと感じるのです!

こうしてお正月を読み解いてみると・・・
お正月とはご先祖様をお祀りする事でもあったのです!

因みに・・・

1月の事を睦月(むつき)と言いますが
睦月とは、睦び月(むつびつき)という意味です。

いったい何と睦ぶのでしょう?
心の中で感じてみて下さい。
きっと、それが答えだと思います♪

※睦び・・・親しくする事、親しむ事。

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七草の神事 [神事]

1月7日は七草粥の日!
2015年より継続している我が家の七草を
ご紹介したいと思います^^

七草は、早春の野山にいち早く芽吹いて自生する若菜で
新しい生命力を得ながら邪気を祓い、
一年の無病息災を祈願して七草粥を食べる事になったとか。
関連記事:鏡開きの神事

早春の七草を前日の6日に野山から積んで
6日の夜に七草を刻んで、7日の朝に七草粥を食します。
七草を刻む時には七草の歌を歌いながら
なるべく大きな音を立てるのだとか。
『七草なずな 唐土の鳥が 
 日本の国に 渡らぬ先に ストトントン♪』
七草の歌と刻む時に音を立てる意味は
今年の実りを祈って鳥追いに関係しているようです。

※鳥追いとは農作物に害虫・疫病が流行しないよう害鳥を追い払う儀式

そこで神様大好きな私は
2014年に参拝して以降ずっとご縁を結ばせて頂いている
旧官幣大社22社の1社、丹生川上神社下社から
直会(なおらい)の縁起感抜群の食材を送ってもらいます。
七草の入った箱.jpg
七草の箱開封.jpg
画像は送ってもらった七草セット

何がスゴイか?っていうと・・・
今を遡る事、約2678年前に初代天皇の神武天皇が
大和国は丹生の川上の地で祭祀を行い神々へ
その土地で自生していた食材をお供えされた事と思われます。

毎年送って頂いている七草は
大和国五條で自生した七草の食材なので、
なんとも言葉に出来ない感慨深いものを感じます!

この自生していた七草を丹生川上神社下社の宮司が、
心を込めて真剣に祈りながら神々様の前へお供えした御神饌。

七草等の食材と水.jpg
七草粥の食材等
七草(神域自生)、じゃばら(和歌山県北山村産)、
丹生の風(水)、紅白餅。
この他に画像から外した天香山の土で作った勾玉守り、
粥杖札、榊の枝、作り方の説明書?等が同梱。
※榊の枝は日本書紀に登場する八百万の神々を祀った
  丹生川上の榊の枝との事。

毎年思う事ですが、1つ1つのプロセスを辿っていくと
熱い内容に心動かされるものがあります。
これ以上ない縁起感?神事感?抜群の食材の数々。

そんなわけで、味付けする塩にも縁起感を持たせて・・・
塩の神様と言えば、塩土老翁神様。
古事記、日本書紀に登場する八百万の神様で、
最後に訪れて定住した宮城県は塩竈市で塩づくりを教えられ
陸奥国1宮の鹽竈神社にて祀られている有名な神様です。

鹽竈神社で頒布されている塩でも良いのですが、
今回は”しおがま まちの駅”さんから取り寄せる事にしました。
塩竈の藻塩1.jpg
画像は塩竈の藻塩

塩土老翁神様の製塩法を引き継ぐ
【藻塩焼神事(もしおやきしんじ)】を踏襲して
神事と同じ場所の海水、神馬藻を採って
製塩されたものが塩竈の藻塩です。
私が知る限りでは塩作りに情熱を注ぎ、神の塩と呼べる塩は2つ。
そのうちの1つがこの塩竈の藻塩である事は言うまでもありません!
関連記事:神の塩

”神の塩”を用い、神様の神気を受けた食材を用いて作った縁起感抜群の七草粥!

おっと、ここで終わらせてはいけないんだった!(笑)

粥杖札の御札にある依り代は、
丹生山山頂の御神前にて御霊入れを行われています。
お札の袋には丹生川の水、丹生川上神社にしか
許可されていない香具山の埴土を混ぜた墨を作り、
”平安の祈り”を込めて宮司自ら筆書きをされています。

七草粥の仕上げとして、粥杖(榊の枝)でかき混ぜた後、
粥杖についた七草粥を使って粥杖札の御札封を
幸せを祈願をしながら自らの手を合わせて封をします。
その後、枝に挟んで玄関にお守りとして置きます。
粥杖札.jpg
画像は粥杖札

旧官幣大社22社の名に恥じず、
一切の妥協を感じさせない素晴らしい宮司さんと
丹生川上神社下社の神々様の神気を受けた御神饌。
日本人としての伝統を重んじたなんとも贅沢で、
歴史を感じながら作った七草粥を
今年も美味しく頂きました♪

私はお正月の七草のみですが・・・
丹生川上神社下社の崇敬会になるのかな?
直会(なおらい)倶楽部という会があって、
会員になると毎月、
丹生川上神社下社の神様にお供えした御神饌が届きますヨ!

〒638-0021
奈良県吉野郡下市町長谷1−1
丹生川上神社下社(旧官幣大社22社)
TEL:0747-58-0823
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神の塩 [神様関連]

製塩に情熱を注ぎ”神の塩”と呼べる塩は私が知っているのは2つ。
今回は、そのうちの1つ”鹽竈の藻塩”について記事にしたいと思います。

塩竈の藻塩は、我が家で行う七草の神事でも使わせて頂いております。
関連記事:七草の神事

塩土老翁神様は古事記、日本書紀に登場する八百万の神様で、
最後に訪れて定住した宮城県塩竈市で塩づくりを教えられ
陸奥国1宮の鹽竈神社にて大切に祀られていて
神武天皇や山幸彦様を導いた事でも有名な神様です。

鹽竈神社平面図.jpg
画像は鹽竈神社境内平面図

鹽竈神社は塩土老翁神様を主祭神として別宮、
鹿島神宮で祀られている武甕槌大神を左宮、
香取神宮に祀られている経津主大神を右宮に祀られ、
塩土老翁神様がいかにスゴイ神様であるかがわかります。
その鹽竈神社の隣にある志波彦神社は名神大社です。

名神大社というのは927年にまとめられた【延喜式神名帳】に
記載されている全2861社の中で”特に霊験あらたかな225社”
特別な神社として【名神大社】とする事で格別の崇敬を
朝廷より受けた神社の事を言います。
そんな名神大社が陸奥国1宮ではなく、
式外社(延喜式神名帳に記載の無い神社)の鹽竈神社が
陸奥国1宮になっている事からも
いかにスゴイ神様を祀られているか察する事ができます。

塩土老翁神様は、日本各地に塩作りを伝えられ、
最後に訪れて定住された地が宮城県塩竈市です。
塩竈とは本来、製塩用の竈の事ですが、
古くから製塩が盛んであった事に由来して
塩竈市の地名になっているものと思われます。

”塩竈の藻塩”は塩土老翁神様の製塩を踏襲し
塩竃沖の塩水を神馬藻(ほんだわら)で濾してから
竈で10時間以上炊き、火を止めて一晩置くと
気温や塩分濃度等の一定の条件が揃った時に
薄片状の結晶が出来るのだとか・・・。
その塩の結晶がフラワーソルト!
塩の結晶をすくった後に更に1日炊くと
粒状の鹽竈の藻塩になります。

塩竈の藻塩1.jpg
塩竈の藻塩2.jpg
画像は左:塩竈の藻塩 右:フラワーソルト

塩土老翁神様の教えに基づいて製塩する
【藻塩焼神事】を踏襲し、手間暇をかけて、情熱を注いで
製塩された塩竃の藻塩は私から見て神の塩そのものです。
スーパー等で普通に販売されている塩と違って
少々値は張りますが、それだけの価値があると私は思っています。

塩竃の藻塩が届いたその日(2018年1月1日)に、
いつもなら醤油で食べるお刺し身を
フラワーソルトを乗せて美味しく頂いた事は言うまでもなく!

塩の結晶なのでサクサクとした食感があるんですよ♪
そして、口の中でゆっくりと溶けていき、
奥深い味わいとほのかな甘味を感じます。

塩竈の藻塩選別品.jpg
画像は塩竈の藻塩選別品である竈炊キ藻塩と竈炊キ結晶

こちらはギフト用として高級感を打ち出した選別品として
名称も 竈炊キ藻塩 と 竈炊キ結晶 に変わっていますが、
基本的には同じモノです。

最後にお店のPRを少しだけさせて下さいね♪
(もちろん、ブログにする旨は了承済です。)

今回記事にした【塩竃の藻塩】ですが七草に間に合わせる為に
大晦日の日に”しおがま・まちの駅”へ電話。
電話に出られた方の応対が的確だった事もあって、
数年前に塩竈市を観光した時の事を思い出しながら
電話で注文。
商品が届くと中には大変有り難い事に、
直筆のお手紙が同封されておりました。

しおがま まちの駅 手紙.jpg
画像は同封されていたお手紙 個人名は削除。

お店の忙しさから全てのお客様に対して
お手紙を同封出来るわけではないと思いますし、
塩竈の藻塩はどこで購入しても同じ物ですが、
直接、産地で購入して良かったと感じるのは
心を込めて人としての温もりを届けてくれる事です!

しおがま まちの駅は
平成23年3月11日の東北の大震災によって閉店を余儀なくされ、
平成24年9月28日に再スタートして今に至っています。

お金を出しても買う事が出来ないかけがえのないモノ!
私はこういった部分にこそ、本当に価値があるのではないか?
と常々思っている事でもあります。

”偶然は無く、全ては必然”というのが私の考え方ですが、
今回の流れは全て予め仕組まれていたように感じています。
個人的に数年前から塩竈の藻塩を愛用していますが
今回、七草に合わせて【しおがま まちの駅】さんで購入する事も
同封されたお手紙に感動して、ブログに綴ろうと考える事も
七草の神事で使うだけなのに、ナゼかギフト用の 
竈炊キ藻塩 と 竈炊キ結晶 を一緒に購入している事も、
この記事を読まれた読者の方がどのように感じて、
どう行動するかも含めて全て・・・

誰にって?  もちろん、神様に!(笑)

だって、ここは【かむやしろという神様メインなブログ】なのですから♪

追伸

そうそう、この記事を書いている時に確定したのですが
ギフト用に購入した ”竈炊キ藻塩 と 竈炊キ結晶” は
贈り先がサクサクっと決まりました。
ナゼか2018年1月3日の日にとあるCloseな掲示板で
私が書き込みした内容がキッカケで、
2018年1月4日に”ある神様”が祀られている山へと
ー5℃という極寒の中で登山に出発された方が居ましてですね・・・

箇条書きに時系列順に簡単に整理すると・・・
・必要の無かったギフト用の塩を購入した事
・Closeな掲示板で私が書き込みを行った事
・書き込まなかったあるお供え物が思い浮かんだ事
・私の書き込み内容を見て普段参拝しない奥宮へ参拝された事
・奥宮に祀られていた神様を調べてみたら・・・
色々なフラグメント、点と点が線に繋がりました。

で、これは私を経由して「寒い中、よく参られた」という
神様からの”神の塩の贈り物”だと思うわけです!

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