神社参拝弾丸ツアー in 出雲⑥ [神社参拝記]
関連記事:神社参拝弾丸ツアー in 出雲⑤
神社参拝弾丸ツアー in 出雲⑥
出雲大社近くにある島根県立古代出雲歴史博物館。
常設展示の他に特別展・企画展示があります。
ちょうど私が出雲に足を運んだ時期は【隠岐の黒曜石】が
企画展として展示されていました。
(2018年3月23日(金)~2018年5月16日(水)の期間限定)
画像は隠岐の黒曜石看板
プロローグ 黒曜石の輝き
画像は隠岐産黒曜石の石器
白滝産黒曜石の石器
黒曜石とは火山によって生み出される天然のガラスで
旧石器時代から弥生時代にかけて狩猟具や加工具として
利用されていました。
黒曜石の眠る島
画像は隠岐諸島の形成
火山活動と黒曜石の誕生
隠岐の先史代文化
久見地域の巨大黒曜石
丸木船
黒曜石の時代
画像は狩猟イメージ
大迫力の狩猟イメージ。
ナウマンゾウの全身骨格模型が大迫力!
鹿、猪、狸、兎は剥製です。
背景の風景が引き立てています。
画像は 黒曜石利用の終わり
約3万年に渡って活用されてきた黒曜石ですが
青銅器、鉄器などの金属器が登場すると石器が減少し
黒曜石も同様に金属器へと変わっていきました。
列島の黒曜石
画像は世界の黒曜石。
テーマは列島の黒曜石ですが
ここでは世界の黒曜石の画像をUPしています。
そして現代へ
画像は黒曜石の星座盤
黒曜石製の工芸品
歴史順に分類して各テーマ毎にキチンとまとめた展示構成は
質の高さだけでなく、わかりやすくてとても良かったです。
企画展示でこのレベルなので
メインとなる常設展に期待が膨らみます!
常設展
期待が膨らみますが圧倒的ボリュームの為、
かなり端折りながら記事にする事にします。
しまねの夜明け(~旧石器時代)
邪馬台国時代のしまね(弥生時代)
大和朝廷と出雲・壱岐(古墳~奈良時代)
尼子氏・益田氏と石見銀山(平安~安土桃山時代)
近世しまねのブランド戦略(江戸時代)
日本の面影(明治・大正・昭和)
と、こんな感じにパネルで時代の変遷をまとめてあります。
神秘の輝き 古代出雲の玉作り
古代出雲の玉作り1
古代出雲の玉作り2
祭りで使われていた土器
こんな感じに展示品を眺めつつ
いよいよメインの1つ出雲大社関連に!
画像は出雲大社の宇豆柱
直径1.4mのスギ材が3本固まって出土。
千家国造家に伝わる金輪御造営差図には
3本を1つに束ねた直径1丈(約3m)の柱、
昇殿する階段の長さ1町(約109m)と記され
本殿の高さは16丈(約48m)という伝承が残り・・・
あまりに壮大なスケールに信憑性が無いと思われて所、
平成12年(2000年)に行われた
出雲大社境内の発掘調査によって発掘されました。
画像は出雲大社復元案
伝承等を元にした鎌倉時代の出雲大社復元案として
5つほど模型が展示されていました。
画像は平安時代の出雲大社模型
10世紀に雲太(うんた)とも呼ばれる高さ16丈(約48m)の
高大な本殿があったという学説に基づいて作成された模型です。
画像は出雲大社の千木
こちらは実際の出雲大社の千木です。
もうコレだけでお腹いっぱいになりそうですが
ここからが国宝のオンパレード展示となります。
ドキドキ・・・
画像は国宝 荒神谷遺跡から発掘された358本の銅剣。
この画像を撮影する為だけにこのフロアを貸し切りました!
なんて事は一切ありませんがスゴイ迫力でした。
因みに上に飾られているのは全てレプリカ(笑)
実際に出土したのは下側の方です。
国宝なので他の博物館に貸し出される事が多いのですが
運の良い事に他の博物館に1本も貸し出されていない状態・・・
つまり、全て本物の国宝が展示されていました。
画像は荒神谷遺跡発掘画像
荒神谷遺跡国宝の銅剣
荒神谷遺跡国宝の銅剣レプリカ
こうして個別にすると本物だけが持つ迫力の1部を
お伝えできるでしょうか?
国宝 加茂岩倉銅鐸
日本最多の39個の銅鐸が出土されました。
こちらも全て本物の国宝。
1品も他の博物館へ貸し出されていない日に
博物館に足を運べた奇跡♪
たまたま訪れたタイミング・・・と言っても
今回の出雲旅行に関しては過去記事にある通り、
お招きされたと思っていますが
ここまで全て完璧だとは・・・。
関連記事:神様からの招待状
因みに他の博物館に国宝を貸し出している時は
レプリカが飾られています。
この模様を合わせた精度の高さ・・・
2000年前の時代でこの精度に圧巻です!
銅鐸の模様を注意深く観察していると・・・
ほら、この通り亀さんを発見する事ができます!
私は宇宙人を信じているのですが
2000年も前から宇宙人が目撃・・・
もとい、顔が描かれた銅鐸です。
これ見て下さい!
国宝の銅鐸に傷が・・・
しかし、災い転じて福となす!
国宝に傷がついてしまった事は残念ですが
実はこの傷のお陰で国宝がどんな色をしているのか?
画像では青緑な色(緑青)ですが
当時はキレイな銅色に輝いていた事がわかるのです♪
いつも目にするのは銅鏡の裏側・・・
模様が彫られている方で、
模様が彫られている方が表だと勘違いしますが
この博物館では実際の鏡面(表)が展示されています。
実際の鏡面ではこんな風に映るのですね。
因みに神原神社古墳(3世紀)から出土した銅鏡です。
私はこの博物館に訪れる事が出来たお陰で
こうして物事を注意深く観察して違いを知る事が出来ました。
違いがわかると楽しくなってくるんですよね♪
単なる銅鐸、どれも同じ・・・ではなく
細かいところが違っていて、意味があったのではないか?
考古学の素晴らしさと、面白い部分を垣間見れた気になります。
ボリュームある島根県立古代出雲歴史博物館に
感激しながら時計を見ると・・・
帰路につかないといけない時間になっていました。
島根県立古代出雲歴史博物館をゆっくり見て回ると
半日程度の時間が必要かもしれません。
帰り道では”ある山”のベストショットを狙います!
といっても運転中の車窓からですが(笑)
神社参拝弾丸ツアー in 出雲⑥
出雲大社近くにある島根県立古代出雲歴史博物館。
常設展示の他に特別展・企画展示があります。
ちょうど私が出雲に足を運んだ時期は【隠岐の黒曜石】が
企画展として展示されていました。
(2018年3月23日(金)~2018年5月16日(水)の期間限定)
画像は隠岐の黒曜石看板
プロローグ 黒曜石の輝き
画像は隠岐産黒曜石の石器
白滝産黒曜石の石器
黒曜石とは火山によって生み出される天然のガラスで
旧石器時代から弥生時代にかけて狩猟具や加工具として
利用されていました。
黒曜石の眠る島
画像は隠岐諸島の形成
火山活動と黒曜石の誕生
隠岐の先史代文化
久見地域の巨大黒曜石
丸木船
黒曜石の時代
画像は狩猟イメージ
大迫力の狩猟イメージ。
ナウマンゾウの全身骨格模型が大迫力!
鹿、猪、狸、兎は剥製です。
背景の風景が引き立てています。
画像は 黒曜石利用の終わり
約3万年に渡って活用されてきた黒曜石ですが
青銅器、鉄器などの金属器が登場すると石器が減少し
黒曜石も同様に金属器へと変わっていきました。
列島の黒曜石
画像は世界の黒曜石。
テーマは列島の黒曜石ですが
ここでは世界の黒曜石の画像をUPしています。
そして現代へ
画像は黒曜石の星座盤
黒曜石製の工芸品
歴史順に分類して各テーマ毎にキチンとまとめた展示構成は
質の高さだけでなく、わかりやすくてとても良かったです。
企画展示でこのレベルなので
メインとなる常設展に期待が膨らみます!
常設展
期待が膨らみますが圧倒的ボリュームの為、
かなり端折りながら記事にする事にします。
しまねの夜明け(~旧石器時代)
邪馬台国時代のしまね(弥生時代)
大和朝廷と出雲・壱岐(古墳~奈良時代)
尼子氏・益田氏と石見銀山(平安~安土桃山時代)
近世しまねのブランド戦略(江戸時代)
日本の面影(明治・大正・昭和)
と、こんな感じにパネルで時代の変遷をまとめてあります。
神秘の輝き 古代出雲の玉作り
古代出雲の玉作り1
古代出雲の玉作り2
祭りで使われていた土器
こんな感じに展示品を眺めつつ
いよいよメインの1つ出雲大社関連に!
画像は出雲大社の宇豆柱
直径1.4mのスギ材が3本固まって出土。
千家国造家に伝わる金輪御造営差図には
3本を1つに束ねた直径1丈(約3m)の柱、
昇殿する階段の長さ1町(約109m)と記され
本殿の高さは16丈(約48m)という伝承が残り・・・
あまりに壮大なスケールに信憑性が無いと思われて所、
平成12年(2000年)に行われた
出雲大社境内の発掘調査によって発掘されました。
画像は出雲大社復元案
伝承等を元にした鎌倉時代の出雲大社復元案として
5つほど模型が展示されていました。
画像は平安時代の出雲大社模型
10世紀に雲太(うんた)とも呼ばれる高さ16丈(約48m)の
高大な本殿があったという学説に基づいて作成された模型です。
画像は出雲大社の千木
こちらは実際の出雲大社の千木です。
もうコレだけでお腹いっぱいになりそうですが
ここからが国宝のオンパレード展示となります。
ドキドキ・・・
画像は国宝 荒神谷遺跡から発掘された358本の銅剣。
この画像を撮影する為だけにこのフロアを貸し切りました!
なんて事は一切ありませんがスゴイ迫力でした。
因みに上に飾られているのは全てレプリカ(笑)
実際に出土したのは下側の方です。
国宝なので他の博物館に貸し出される事が多いのですが
運の良い事に他の博物館に1本も貸し出されていない状態・・・
つまり、全て本物の国宝が展示されていました。
画像は荒神谷遺跡発掘画像
荒神谷遺跡国宝の銅剣
荒神谷遺跡国宝の銅剣レプリカ
こうして個別にすると本物だけが持つ迫力の1部を
お伝えできるでしょうか?
国宝 加茂岩倉銅鐸
日本最多の39個の銅鐸が出土されました。
こちらも全て本物の国宝。
1品も他の博物館へ貸し出されていない日に
博物館に足を運べた奇跡♪
たまたま訪れたタイミング・・・と言っても
今回の出雲旅行に関しては過去記事にある通り、
お招きされたと思っていますが
ここまで全て完璧だとは・・・。
関連記事:神様からの招待状
因みに他の博物館に国宝を貸し出している時は
レプリカが飾られています。
この模様を合わせた精度の高さ・・・
2000年前の時代でこの精度に圧巻です!
銅鐸の模様を注意深く観察していると・・・
ほら、この通り亀さんを発見する事ができます!
私は宇宙人を信じているのですが
もとい、顔が描かれた銅鐸です。
これ見て下さい!
国宝の銅鐸に傷が・・・
しかし、災い転じて福となす!
国宝に傷がついてしまった事は残念ですが
実はこの傷のお陰で国宝がどんな色をしているのか?
画像では青緑な色(緑青)ですが
当時はキレイな銅色に輝いていた事がわかるのです♪
いつも目にするのは銅鏡の裏側・・・
模様が彫られている方で、
模様が彫られている方が表だと勘違いしますが
この博物館では実際の鏡面(表)が展示されています。
実際の鏡面ではこんな風に映るのですね。
因みに神原神社古墳(3世紀)から出土した銅鏡です。
私はこの博物館に訪れる事が出来たお陰で
こうして物事を注意深く観察して違いを知る事が出来ました。
違いがわかると楽しくなってくるんですよね♪
単なる銅鐸、どれも同じ・・・ではなく
細かいところが違っていて、意味があったのではないか?
考古学の素晴らしさと、面白い部分を垣間見れた気になります。
ボリュームある島根県立古代出雲歴史博物館に
感激しながら時計を見ると・・・
帰路につかないといけない時間になっていました。
島根県立古代出雲歴史博物館をゆっくり見て回ると
半日程度の時間が必要かもしれません。
帰り道では”ある山”のベストショットを狙います!
といっても運転中の車窓からですが(笑)