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神社参拝弾丸ツアー in 出雲⑤ [神社参拝記]

関連記事:神社参拝弾丸ツアー in 出雲④

2018年4月8日(日)

前日に食した料亭おかやの味が忘れられない中での目覚め!
この日も目覚まし要らずの早起きDAYでした。
そして、、、出雲参拝記初の晴れです♪
しかし、ホテルから出ると外は暴風(汗)
体感的には台風の風速20mクラスな印象です。

今回の旅は雨、曇り、天気雨、晴れ、暴風と
雹や雪を除いたすべての天気を経験した濃密な旅。

2018年4月8日(日)の予定
 1,出雲大社 6:00参拝
 2,稲佐の浜
 3,古代出雲歴史博物館 9:00開館
 4,智伊神社 時間帯によっては取り止め。
 5,須佐神社
 6,〇〇駅  17:00目標。

こんな予定を組んだハズなのに・・・
実際には宿泊したホテル玄関に7:00集合。
そして参拝順も・・・

先ずは智伊神社を目指して神社近くの
駐車場に到着すると、そこには猫にゃんが♪
早速持っていたおにぎりを差し出す友人。

おにぎりを頂く猫1.jpg
おにぎりを頂く猫2.jpg

画像はおにぎりを頂く猫

そして美味しそうにおにぎりを食べるグルメ猫爆誕♪
このおにぎり、中身は4~5千円程する高級炊き込みご飯。
前日に料亭おかやでおにぎりにしてもらった
十六島のりとアマダイの炊き込み御飯(アワビ入りVer)
関連記事:神社参拝弾丸ツアー in 出雲④

そして、お約束の雲州幸光白紙1号包丁の試し斬り。
本当は食パン一斤が良かったのですが
流石に手に入らないので試し斬り用にロールパンを購入。
関連記事:神社参拝弾丸ツアー in 出雲②

雲州幸光白紙1号小出刃包丁試し斬り.jpg
画像は雲州幸光白紙1号小出刃包丁試し斬り

画像の通り、ロールパンを半分に切った後、
手に持ったまま薄くスライスしています。
小出刃包丁なのに・・・
見てるだけで感動してくるこの切れ味。
白紙1号包丁スゴイ!

1、智伊神社

智伊神社.jpg
智伊神社拝殿.jpg
画像は智伊神社鳥居と拝殿

ご祭神は高皇産靈尊。
造化三神の1柱で天地開闢の際に登場する神様。
天之御中主神、神皇産靈尊、高皇産靈尊を造化三神と呼び、
天之御中主神様は至高の神。
神皇産靈尊、高皇産靈尊は創造の神と言われ
神道において原初の神々様です。

智伊神社拝殿2.jpg
智伊神社拝殿3.jpg
智伊神社境内八足案.jpg
智伊神社例大祭の看板.jpg
画像は智伊神社拝殿と境内、例大祭の案内

昨日は恵比寿様の総本宮である美保神社で例大祭。
そして、今日は智伊神社で例大祭。
例大祭に合わせて参拝計画を組んだのは美保神社ですが、
2日連続で例大祭神社へ参拝する事になるとは思いも寄らず・・・。

智伊神社 境内 幻想的な1枚.jpg
画像は智伊神社境内の幻想的な1枚

太陽光の影響で幻想的な1枚が撮れました。

2、稲佐の浜

稲佐の浜 看板.jpg
稲佐の浜.jpg
稲佐の浜2.jpg
画像は稲佐の浜看板と浜

国譲り神話の舞台となる稲佐の浜。
暴風の為に砂浜の砂が襲い掛かってきて大変でしたが
手にしているカメラは防塵防滴カメラなので
何も気にする事無くパシャリ♪
美保関と違って開放感がありますね!

そして時間的に余裕があるとの事なので
当初の計画で見送っていた日御碕神社へと
参拝する事にしました。

3、つぶて岩

つぶて岩看板.jpg
つぶて岩1.jpg
つぶて岩2.jpg
画像はつぶて岩看板とつぶて岩

稲佐の浜から日御碕神社への道中にあるつぶて岩
国譲り神話に登場する建御雷神と建御名方神の両神は
稲佐の浜から大きな岩を投げて競ったと・・・。

4、日御碕神社

道中から見た日御碕神社.jpg
道中から見た日御碕神社2.jpg
画像は道中から見た日御碕神社

日御碕神社 鳥居.jpg
日御碕神社 楼門.jpg
画像は日御碕神社

主祭神は
下の本社(日沈みの宮) 天照大御神 村上天皇勅命(1千年以前)
上の本社(神の宮)   神素戔嗚尊 安寧天皇勅命(2千5百年以前)
両本社を総称して日御碕大神宮と称す。
日御碕神社 由緒.jpg
画像は日御碕神社の由緒

日御碕神社 下の本社.jpg
画像は日御碕神社 下の本社

下の本社(日沈みの宮)は
伊勢大神宮は日の本の昼の守り、
出雲の日御碕清江の浜に日沈宮を建て日の本の夜を守らん
との神勅により祀ったのが始まりと言われています。
夜を司る神としては月を神格化した月読命とも解釈でき
社の一部にはスサノオ様、天照様、月夜見様のシンボル
描かれた三貴子(天照様、スサノオ様、月夜見様)が揃った神社です。

地元には夕日の祭を行っていた祭祀場
海に沈んだという伝承があり、それを裏付けるかのように
平成11年(1999年)に日御碕海底にて海底神殿が発見されます。
出雲地方では880年に大規模な地震が発生しているので
この時に水没したとの説が有力視されています。

日御碕神社 上の本社.jpg
画像は日御碕神社 上の本社

上の本社(神の宮)は
出雲の国造りをした素盞嗚尊が根の国(黄泉国)より、
「吾が神魂はこの柏葉の止まる所に住まん」と柏の葉を投げたところ、
神社背後の隠ヶ丘に止まったということです。

日御碕神社 境内1.jpg
画像は日御碕神社境内
日御碕神社は稲荷神社をイメージさせる朱色が基調な神社です。

昭和天皇 御製.jpg
昭和天皇 御製 看板.jpg
画像は昭和天皇 御製

実は日御碕神社参拝中に、
昨日、美保神社で出会った浜松の方と再会!
私達は青柴垣神事の途中で出雲市料亭おかやに移動しましたが、
浜松の方は青柴垣神事を最後まで見学して
美保関に連泊されたとか。
不思議な再会があるものだなぁと思いつつ、
出雲大社には参拝されないのですか?と尋ねると
出雲大社参拝前に日御碕神社に参拝するようにしているのだとか。
理由は「(大国主様の)お父さんを祀った神社だもの」と。
日御碕神社にはスサノオ様をお祀りしているので
出雲大社の前に参拝されたという事なのでしょう。
関連記事:神社参拝弾丸ツアー in 出雲④

この浜松の方はどうやらご縁のある方のようで・・・
「〇〇にある××神社に参拝されると良いですよ。
 スサノオ様のお父様をお祀りしている神社です」と
こっそり伝えながら、日御碕神社を後にするのでした。

5、出雲大社

勢溜の大鳥居.jpg
画像は勢溜の大鳥居

祓社(祓戸の神).jpg
祓社(祓戸の神)看板.jpg
画像は祓社と看板

勢溜の大鳥居をくぐってすぐにある祓戸の大神を祀った祓社。
こちらで祓い、清めを行ってから先に進みます。


ムスビの御神像.jpg
画像はムスビの御神像

幸魂(さきみたま) 奇魂(くしみたま)
時に海を照して依り来る神あり
吾在るに由りての故に何時その國
造りの大業を建つるを得たり
吾は汝が幸魂奇魂なり
大國主神これ吾が幸魂奇魂なり
けれど知りぬ

神社で良く目にする幸魂奇魂守給幸給
「さきみたま くしみたま まもりたまえ さきはえたまえ」
で有名な神語はここから来ているのです。

簡単に解説すると人は魂、精神、肉体の3つから
成り立った存在という定義で私は捉えています。

古神道では一霊四魂の霊魂観が有名でしょうか。
人の霊魂とは一霊四魂で
一霊とは神の分霊である事を指しています。
本来、霊の持つ意味は霊妙の霊です。
霊妙:人知で測り知れないほど、
   すぐれていること。
   神秘的な尊さをそなえていること。
霊:はかり知ることのできない不可思議な働きがある。
  神々しく尊い。神聖。

神の事を神霊と呼び、霊は靈と書くのが正しく
靈の漢字を読み解けば
雨 + □□□ + 巫。
天から雨が降り、両手で巫女が祭具(□□□)で受け止める象形文字です。
つまり、神に仕え、神の声を聞く(神託)という字が靈です。

そんなわけで、神の分霊を宿している私達は
神道において誰もが神なのです!

それではムスビの御神像を読み解いていきましょう。
魂=神なのでムスビの御神像で言われている事は
魂(すなわち神)と繋がってスゴイ事が起こり、
知識や教養を身に着けて最後にはムスビの大神となられた。
というのがムスビの御神像の意味です。
そして、魂(神)と繋がる呪文の事を神語と呼び
「幸魂奇魂守給幸給」
「さきみたま くしみたま まもりたまえ さきはえたまえ」
と三唱しているのです。
神前を前にして唱えているので神々様に対して
奏上しているように思われがちですが
実は、自分自身の魂と繋がる為に唱えている言葉で
日常的に唱えていくべき言葉だと私は思います。

実際、人生を好転させようとするなら
魂と精神を1つに合わせる事が大事になります。
魂、精神、身体の役割を簡単にするとこんな感じかな。
魂=神の無限の知識。 
精神=今まで経験した知識。理性。
身体は実際に経験する為の道具。

靈氣を学ぶと教わりますが、
精神的な影響を受けている時には
ある部位に手をかざしてヒーリングを行います。
このある部分、どこかは書かなくても、わかりますよね?
この部位は目に見えない精神が具現化したモノなので
手を当てる箇所としては当然なのです。
因みに発生学的にいくと腸の方が先に出来ていて
腸と同じような形をしている事に気付くでしょうか?(笑)
こうやって1つ1つ読み解いていくと楽しいですよ♪

かむやしろは単なる神様ブログではなくて
幸せへと繋がって欲しいと思って綴るブログなので、
たまに脱線する事があります(笑)
それでは、本題の神社参拝記へと戻りますね!

銅の鳥居と出雲大社拝殿.jpg
出雲大社拝殿.jpg
画像は出雲大社拝殿

出雲国1之宮 出雲大社(いずもおおやしろ)
一般に出雲大社(いずもたいしゃ)と呼ばれていますが
正式名称は出雲大社(いずもおおやしろ)です。 
主祭神は言わずと知れた大国主様。
出雲に行かなくては・・・
出雲大社に参拝しなければいけない!
という衝動に突き動かされての参拝です。

出雲大社参拝ではしっかりと祈りを通す事が
求められていると感じつつ・・・
いつ頃参拝できるかな?と思っていたら
美保神社例大祭参列のお誘いがあったのです。
個人的にはもう少し暖かくなってから参拝したかったのですが
2018年4月7日の美保神社例大祭は土曜日のお休み。
今回の参拝の旅はお膳立てされているように感じます。
関連記事:神様からの招待状

出雲大社に到着する頃には台風のような暴風も消え
良き参拝日和となります。

多くの人が拝殿で参拝して終わりみたいな感じですが・・・
本殿はこの拝殿よりも後ろに別社として建っています。

八足門.jpg
画像は八足門

一般参拝者が本殿正面に最も近い場所が
こちらの八足門になります。
ただ、この八足門で祈りを通すなんて事は当然しません。
というより、まず大国主様へ祈りは通らないと思った方が正しいです。
(その理由は、後日、別記事として綴るか検討中。)
そんなわけで八足門にて軽く祝詞を奏上して
すぐに大国主様へ祈りを通すべく場所を変えます。

十九社1.jpg
十九社1看板.jpg
画像は本殿西側にある十九社と看板

瑞垣に囲まれた本殿と各社.jpg
画像は瑞垣に囲まれた本殿と各社

大国主様への御拝礼所.jpg
大国主様への御拝礼所看板.jpg
画像は大国主様へのご拝礼所

こちらは出雲大社御本殿の西側。
実は大国主様はご本殿内で正面の南側を向かずに
西側を向かれています。
知っている人は知っているし、
少し霊感のある方なら凄まじいエネルギーを感じられる
出雲大社のパワースポットの1つがコチラになります。
大国主様やスサノオ様はこの国の国造りをされた神々様。
国家の事に関するような事を祈る時には
これ以上ない神々様だと思います。
世界情勢と我が国の状況等を鑑みて
国家安寧の為に1人静かに祈りを通してみます。
良き未来となりますように!

大国主様への御拝礼所2.jpg

祈りを通し終えると、、、
日御碕神社で別れた浜松の方と再び再会!
本当にご縁がある方だなと思いつつ
出雲大社最大のパワースポットへ一緒に向かう事にしました。

素鵞社(そがのやしろ).jpg
素鵞社(そがのやしろ)看板.jpg
こちらが出雲大社最大のパワースポット
画像は素鵞社

出雲大社本殿真後ろに位置する素鵞社(そがのやしろ)。
言うまでもなく、祀られている神様はスサノオ様です。
圧倒的なエネルギーが周囲を包み込んでいます。
浜松の方も感じる事が出来るようで
あまりのエネルギーの大きさに驚きながら参拝。
スサノオ様にご挨拶をして浜松の方は先を歩かれます。
私は出雲大社境内を散策しながら写真撮影♪
友人は私のペースで自由に参拝できるようにと
各神社では単独行動をさせてくれるので助かります。

出雲大社本殿裏.jpg
画像は出雲大社本殿裏

釜社(かまのやしろ).jpg
釜社(かまのやしろ)看板.jpg
画像は釜社
宇迦之御魂神を祀っています。
稲荷神社に祀られている神様なので有名ですが
稲荷神社のような朱色ではないのが新鮮でした。

十九社2.jpg
十九社2看板.jpg
画像は本殿東側にある十九社

本殿千木の向こうに見える山桜.jpg
画像は本殿千木の向こうに見える山桜

神祜殿.jpg
画像は神祜殿

ぐるりと一周して待っていた友人と合流し神祜殿(宝物殿)へ。
コチラは撮影禁止なので写真はありませんが
色々と盛り沢山な展示物が展示されているので
お時間の許す方は是非立ち寄ってみて下さい。

うさぎ石像.jpg
画像はうさぎ石像

こんぴら船に乗船しているのは、
人々に代わって参詣した『こんぴら犬』、
そして大黒様に因む『白うさぎ』のデザイン。
可愛いですね♪

永職館 千家宅.jpg
永職館 看板.jpg
画像は永職館

6、出雲そば八雲

八雲.jpg
本日のお昼はこちらの出雲そば八雲!

八雲ディスプレイ.jpg
画像は八雲店頭ディスプレイ

店頭ディスプレイには浩宮徳仁親王殿下が
召し上がられた三色割子が展示されています。
昭和61年10月 浩宮徳仁親王殿下献上 割子そば

今回の旅は美味しい食べ物ばかりのグルメ旅行♪
お昼時(11:45頃)ではありましたが、
空いている席に自由にお座り下さいという事だったので
友人は何かに導かれるかのようにササっと、
一目散に席へ向かいます。
空いている席は他にもいくつかあったけれど、
座るならあの席しかない!みたいな勢いでした。

八雲にて座った席頭上.jpg
画像は八雲にて座った席の頭上

席に座り、私が友人に尋ねます。
私 「どうしてこの席を選んだの?」
友人「何となく?  特に意味はなくて自然に・・・」
私 「では、上を見上げてごらん」
友人「全然、気がつかなかった!」

三色割子.jpg
三色割子2.jpg
画像は三色割子

友人は三色割子を注文。
山いも、あげ玉、玉子の三皿を楽しむ三色割子。

五色割子.jpg
五色割子2.jpg
画像は五色割子

私はせっかくなので五色割子を注文。
山いも、あげ玉、玉子、大根、かつおの五皿を楽しむ五色割子

三色割子でも十分な量がありますが
少し頑張ると五色割子でも美味しいので
完食できると思います♪

個人的な感想を素直に綴れば甲乙付け難い中で
稲田神社の希少在来種の横田小そばのそば御膳の方が
蕎麦としては好みでした。
しかし、濃い目の出汁のそばつゆとの相性が良く、
もみじおろしのアクセントが良い仕事をしていて
八雲のお蕎麦もとても美味しいお蕎麦でした♪
関連記事:神社参拝弾丸ツアー in 出雲②

お昼を食べ終えて、再び出雲大社境内を散策。

野見宿祢神社.jpg
画像は野見宿祢神社

野見宿祢神社
御祭神は野見宿祢命。
国技相撲の祖神であり、菅原道真様のご先祖でもあります。
関連記事:神社参拝弾丸ツアー in 福岡③

出雲大社境内にある相撲殿.jpg
画像は出雲大社境内にある相撲殿

出雲大社境内.jpg
画像は出雲大社境内

勢溜の大鳥居裏.jpg
画像は勢溜の大鳥居裏

神門通りの大鳥居.jpg
画像は神門通りの大鳥居

出雲大社境内を一通り散策し終えた所で
神札をお受けしようかどうしようか考えました。
美保神社で神札をお受けできなかった事もあり
この出雲大社で神札をお受けして
自宅の神棚で祀らせて頂こうかと思ったのですが
神札をお受けする事なく次の場所へ向かうのでした。
普段なら神札を受けて、おみくじを引いていたのに
不思議ですねぇ・・・。

そうそう実は、
今回の旅に合わせてカメラを新調してます。
こうしてブログを綴っていく中で
そこそこ良い画像で公開出来たので
旅行前に奮発して良かったと感じています。

写真を撮る為に旅をしているわけではないので、
本来なら写真を撮らずにその場所を感じながら
その瞬間、瞬間を胸に刻む事の方が大事だと思いますが
こうしてブログで紹介する事で、遠くへ足を運んだり、
美味しいモノを食べに出掛けたり、
普段の日常とは違う刺激を経験するキッカケに繋がれば
ブログを綴っていく糧となり幸いに思います。

それではキリが良いので、今回はここまで!
タグ:参拝記 出雲
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神社参拝弾丸ツアー in 出雲④ [神社参拝記]

関連記事:神社参拝弾丸ツアー in 出雲③

2018年4月5日(木)に引き続き、
2018年4月6日(金)の夜もあまり眠れなかった。
部屋内の至る処から不思議な音が響いて
夢の中まで神社が現れ目が覚めてしまう。
6時頃に目を覚ましたあさりさんと会話すると・・・

実はあさりさんは下見を兼ねて2018年3月に
美保関へ単身宿泊した際に不思議な夢を見たのだとか。
夢の内容は美保神社の例大祭に参列する旨の返信を忘れて
当日に参列できないという夢を見たというもの。
この夢を見たあさりさんは、すぐに例大祭参列の返信を送り、
郵送トラブルを考えて別口の郵便まで美保神社に送って
郵送到着の確認まで行って万全を期したのだとか。

美保神社例大祭招待状原本.jpg
今回の出雲旅行は間違いなく神様のお招きだと実感するのでした。
関連記事:神様からの招待状

2018年4月7日(土)の予定
 1,美保神社 
    9:30から例大祭参列 
   14:00から青柴垣神事 船の出港を見てから出発
 2、味処おかや
 3,宿泊ホテル

東光ホテル 朝食.jpg
画像は東光ホテルの朝食

さて、いきなりですが朝食♪
あさりの味噌汁から始まる清き1日!
やはり、東光ホテルさんはわかってらっしゃる。
朝からあさりの共食いだなんて幸先良いスタートです。
そうそう、昨夜のあさりさんが冷たいお風呂だった理由は・・・
1、ホテル側で手違いがあった。
2、男風呂と女風呂を間違えて入った。
のどちらかだと思われますが、大切な友人であるあさりさんを
変質者にはしたくないので
3、朝食用に砂を吐きに行った。
という事にしたいと思います(笑)

実は別のホテルに宿泊したかったものの
流石に恵比寿様の総本宮である美保神社例大祭。
しかも、2018年4月7日は土曜日という事で
お目当ての旅館は予約が取れませんでした。

しかし、朝食の際にホテル側と相談してみました。
「14:00からの青柴垣神事の船を撮影したいので
 撮影の為にココに来ても良いですか?」
その後、ホテル側より連絡があり
「使っていない時間帯なのでOKです」と快いお返事♪
東光ホテルさん、ご無理を聞いて下さり有難うございました!
東光ホテルからの撮影.jpg
画像は東光ホテルからの撮影

朝食を終えて例大祭参列用にスーツに着替えチェックアウト。
車へ荷物を運びます。
さすがに4月上旬とは言え、美保関は寒いです。
2018年4月7日(土)の最高気温は10度、最低気温は5度

そして昨日に引き続き、本日も雨です。
正しく言うとこの日の天候は小雨、曇り、天気雨と様々な天候。

私たちが停めた車の隣に駐車された方も例大祭参列者で
あまりの寒さに例大祭まで上着を羽織っているところでした。
ナンバーを見ると浜松から来られているようです。
これも何かのご縁と思って、
手持ちの貼るホッカイロを取り出して
「よかったら使って下さい」と手渡します。

美保神社

美保神社 鳥居.jpg
美保神社の注連縄.jpg
美保神社拝殿 .jpg
画像は美保神社鳥居、注連縄、拝殿

ご祭神 左殿(大御前)に三穂津姫命、右殿(二御前)に事代主神。
三穂津姫命の方が格上の神様となりますが
一般的には事代主神の方が知名度が高いと思います。
七福神の恵比寿様として崇められ、ここ美保神社は
全国で祀られる3,385社の恵比寿様総本宮となる神社です。
漁業の神としても親しまれる恵比寿様の由来は
文献上、美保の地で最初に釣りをした事にあります。
美保神社があるせいか、美保関全体が大変心地よく感じます。
神社境内は更に居心地が良く、お招きに預かれた事もあって
格別大好きな神社の1社です。
私は居心地の良い神社では神札を頂いて
自宅の神棚で祀るのですが、
美保神社さんでは一般的な神社としての神札を
頒布していないとの事で、諦める事にしました。
並々ならぬご縁を感じるだけに残念ですが仕方ありません。

大鼕.jpg
大鼕看板.jpg
画像は美保神社境内の大鼕と看板

こちらの大鼕、樹齢千年の欅をくり抜いて作られています。

美保神社 例大祭に賑わう拝殿.jpg
美保神社拝殿の中.jpg
画像は美保神社拝殿

拝殿に着いて、どこに座ろうか考えていると
先ほどの浜松からお見えになられた方と一緒になり
丁寧にいろいろと教えて下さいます。
やはり、人助けは回り回って戻ってきますね!

厳かに執り行われていく例大祭。
神社の中で最も大事な神事が例大祭。
神恩に感謝し、国家の安泰と、
氏子崇敬者国民の弥栄を祈る神事です。

気温が低いだけでなく、風通しの良い拝殿と
基本的に座って動く事が無いので芯から冷えます。

やがて、玉串を捧げる為に参列者が呼ばれます。
1番最初に呼ばれたのが出雲大社の宮司千家さん。
次に恵比寿様の総本宮なので美保神社からの分霊先の各神社さん。
そして神社と深い縁で結ばれた崇敬者の方々。

稲田神社 名誉宮司千家さん.jpg
画像は稲田神社境内の看板

今回の出雲旅行で3日連続で登場する千家さん。
1日目は稲田神社、2日目は美保神社、3日目は出雲大社。
稲田神社の名誉宮司は出雲大社宮司の千家さんなのです♪

滞りなく例大祭は終わり、神社から参列者への感謝として
粗品を受け取りお昼を挟んでいよいよ青柴垣神事です。

青柴垣神事①.jpg
青柴垣神事②.jpg
青柴垣神事③.jpg
青柴垣神事④.jpg
画像は催行される青柴垣神事

14:00から船が出航されるものとばかり思っていましたが
なかな出航しません。
30分過ぎ、45分過ぎ・・・

神事としての動きはあるけれど船に動きはありません。
すると、例大祭でご一緒した浜松の方と再会して、
色々とお話を伺うと・・・ふむふむ、なるほどなるほど。
神事の量が多いのか毎年、神事催行の時間が遅くなるのだとか。

青柴垣神事⑦.jpg
そしてこの籠がココにある間は船は出航しないと・・・。

青柴垣神事⑤.jpg
青柴垣神事⑥.jpg
青柴垣神事 拝殿の中.jpg
画像は催行中の青柴垣神事

青柴垣神事⑧.jpg

そして、80分が経過した頃でしょうか?
ようやくメインイベントの船出航に繋がる動きが出てきます♪

青柴垣神事⑨ .jpg
青柴垣神事⑩ .jpg
青柴垣神事⑪.jpg
青柴垣神事⑫.jpg
画像は催行中の青柴垣神事

次々と船の中に担ぎ込まれていきます。

青柴垣神事⑬.jpg
青柴垣神事⑭.jpg
青柴垣神事⑮ .jpg
青柴垣神事⑯.jpg
画像は催行中の青柴垣神事

さて気が付かれたでしょうか?
神船に乗られる大事な方々は視界0な事に!
最後の画像は今年の當屋(とうや)さんです。
今年の青柴垣神事の主役で神懸った状態で神船に乗ります。
當屋夫婦を青柴垣を飾った2隻の神船に乗せて港内を一周。
その後、美保神社にて奉幣する流れです。

この神事、見た目以上にキツイ神事で
1年間、鶏肉、鶏卵を食べてはいけない。
家族と同じ食器を使わない、仏壇を閉じる、死穢を回避する。
1年間毎日、夜の海で身体を清め、子の刻に神社へ参拝する。
この参拝の際に誰かと会えば穢れたとして引き返して再度参拝。
祭礼前日から同神社の隠殿にこもって物忌潔斎に入り断食。
当然ですが神事の最中は話しても、目を開けてもいけない・・・etc。
興味のある方は青柴垣神事を調べてみて下さいね^^

青柴垣神事 出航①.jpg
青柴垣神事 出航②.jpg
青柴垣神事 出航③.jpg

そして、出航します。

この青柴垣神事は大国主様の国譲り神話を再現した神事で
記紀神話の中で事代主様が大国主様に国を譲るように進言します。
その際に事代主様は海中に青柴垣を作ってお隠れになられたとか・・・。
1年に1度、神霊を新たにする例大祭に並ぶ重要な神事です。
神話を神話とみなすか、故事として歴史とみなすか。
神事は時代を越えて連綿と厳かに執り行われているのです。
これで締めくくっても良いのだけれど・・・

元々は旧暦3月3日の桃の節句に行われた、
稲の再生、復活を記念した五穀豊穣の神事だったと言われていて
古代出雲人が自然(神々)の恵みに対する畏敬の念や感謝、
稲の再生を祈願した復活祭だと言われています。
なので本来、国造り神話がベースなのですが、
今では国譲り神話として神事が行われています。

事代主様と言えば出雲の神在月と深く関係のある神様で
10月は神無月、出雲では神在月としているわけです。
宮中八神の1柱でもあり、祭政一致の原点かもしれませんね。

青柴垣神事 出航④.jpg
青柴垣神事 出航⑤.jpg
最後の画像は東光ホテルからの撮影

そして出航した船は帰航し、その後も神事が続くのですが
次の場所に移動しないといけないので
この船の出航神事をもって美保関を後にしたのでした。

日本料理おかや

おかや入口.jpg
画像はおかや玄関

美保関から車を飛ばして予約した18時に到着!
今日は朝から寒さに凍えながら神事の1日。
店の入口には営業中と書かれた文字の下に・・・。
1日前だけど予約できて良かった♪
さてと美味しいモノを頂いて元気にならねば!

通されたお座敷.jpg
画像は通されたお座敷

なんか期待が膨らむお座敷です♪

1、豆腐の上にウニ.jpg
画像は豆腐にウニが乗ったもの。

居酒屋に入ると最初に出てくるお通しのレベルでコレ!
いきなり高級食材のウニさん登場です。
しかも、最初から美味しくて疲れた身体に活が入ります。
願わくば、尻すぼみする事が無いように・・・

2、出雲そば.jpg
画像は出雲そば

稲田神社の希少在来種の横田小そばのそば御膳と
味の比較をしてはいけません。
関連記事:神社参拝弾丸ツアー in 出雲②

蕎麦屋の蕎麦職人が打った美味しいそばではなくて、
料理人が3年の月日をかけて打てるようになった粗挽き蕎麦。
出雲の料理人が出雲の食材を厳選して出雲の料亭として
振る舞われる心を尽くした粗挽き蕎麦なのです。
とても、想いが込められた1品でした。

3、海苔筆 十六島海苔(うっぷるいのり) .jpg
画像は海苔筆

日本最古の特産品と呼ばれる十六島海苔(うっぷるいのり)。
語源の由来は少彦名命(すくなひこなのみこと)が海苔を採って
打ち振るったことから 打ち振る が うっぷるい に変化したとか。
一説によると卑弥呼も食していたという一品。
出雲風土記にも登場し、朝廷や幕府への献上品にもなっています。
お味の方は絶品!  これ本当に海苔なの?って驚きました。
出雲に行ったら十六島海苔を外してはいけません。

4、よこわ、タイ、イカのお造り.jpg
画像はよこわ、タイ、イカのお造り

鮮度を保つ意味で氷の上に盛り付けられていたのが印象的。
メニューではお皿の上に盛り付けられていたと思いますが
氷の上に盛り付けられていて、目から楽しませてくれます。
刺身を付けた醤油を見ると油の乗りが良くて美味。

5、隠岐のいわがき.jpg
画像は隠岐のいわがき

まさか生牡蠣を食せるとは思わず、感動ものでした!
一口サイズに切ってあって、2種類の味で頂く事が出来ます。
文字の説明なんか不要ですよね♪

6、のどくろの煮付 .jpg
画像はのどくろの煮付

高級魚として名高い、のどくろの煮付。
やわらかくて美味しかった♪

7、しまね和牛のステーキ.jpg
画像は島根牛のステーキ

石焼き状態で出てくるとは思わなかった島根牛のステーキ。
和牛のオリンピック全国和牛能力共進会で
平成14年度肉牛部門全国トップの農林水産大臣賞受賞。
内閣総理大臣賞を2度受賞して全国的に高い評価を受けています。

お造りといい島根牛といい量が少ないのが残念ではありますが、
おそらく1番美味しい場所を厳選してなのでしょう。
って、そういえば、昨日の電話予約の際に
「量は少なくて良いので、料理の種類を多くして欲しい」
予約してた人がいたような・・・。
まぁ、なんにせよ、出てくる料理が美味し過ぎるのと
出雲の郷土料理として沢山の食材を食べられるのですから
文句を言ったら罰が当たってしまいます♪

8、天ぷら.jpg
画像はてんぷら

もう、なんでしょう?
最初が1番美味しい料理で尻すぼみする事なく、
後から出てくる料理が前の料理の味を越えてくる美味しさ♪
ハッキリ言います、最初の1品からずっと美味しいのです。

9、十六島のりとアマダイの炊き込み御飯(アワビ入り特別Ver).jpg
画像は十六島のりとアマダイの炊き込み御飯(アワビ入り)

テレビ東京の「田舎を食べよう!決定!ふるさとグルメ大賞」で大賞受賞料理。
一般審査員100人と、料理学校経営服部幸應氏ら特別審査員5人から絶賛。

料理と料理の間が空いていたので、混雑しているのかな?と思ったら
こんなものを作っていたとは・・・
尋ねてみると本来は4~5人で予約されたお客様に提供する料理だとか。
私たちは2人で予約して、しかもアワビ入りの特別Ver。
色々とあり得ないような事が起きている気がする・・・。
当然、食べきれないので、残った分はおにぎりにして明日の朝食♪

10、のどくろのお刺身(炙りVer).jpg
画像はのどくろの刺身

のどくろのお刺身を食べてみたいと思って注文したのがコチラ。
注文時に火で炙って欲しいと要求した人が居てですね・・・
炙り具合がまた絶妙でした。
お皿の中には氷が敷き詰められ見た瞬間からそそられる1品。
料理の献立もお任せなので手強いお客さんだったのかもしれない。
料理人泣かせなのか、料理人として楽しんだか・・・。
個人的に気になって尋ねてみたかったですが、
料理のクオリティ、見た目から察して料理人として楽しまれたかなと。
料理は愛情と言われる位に、人の気持ちは料理に現れるものです。
正しく言えば、人の感情が経験を作って現実を創造するのです!
満足させたい、喜ばせたい、美味しさを楽しませたい!
実はこれらの感情は愛の変化形だったりします。
一番根底にある感情は愛だと気付いたでしょうか?
ゆえに料理は愛情!
愛情という想いを乗せて料理を作れば、そういう味の料理が創造されるのです。
だから、運ばれる料理を見て、食べて、美味しいだけでなく楽しめました。

11、出雲抹茶のプリン(デザート).jpg
画像は出雲抹茶を使ったぷりん

運ばれる料理を1品、1品カメラで撮影している姿を見て
若い店員さんから「スゴイ、一眼レフだ」と驚くので
取った画像をモニターで表示して見せると
スマホで撮ったのと違うと感激されてました。
正直、ここまで美味しい料理だとわかっていたら
はじめからマニュアルで撮影したかったけど
早く食べたかったので全てカメラ任せ(笑)
PC画面で確認するとピンボケ画像が目に付くけれど
美味しい料理だった事に変わりなく!

出雲の抹茶は抹茶アイスのイメージです。
ヒンヤリと冷えていて、甘くてとても美味しい。
最後の最後まで美味しさと楽しさを感じられ、
しっかりと決めてくるのが本物の料亭だと思うのですが
こちらの おかやさん はキッチリと決めてくれました!

12、しじみバター.jpg
画像はしじみバター

最終オーダーとして締めにあさりバター・・・
を頼む勇気が無かったのでしじみバター♪
実はこのシジミ、宍道湖七珍の1つなのです!
コース料理としては上の抹茶プリンで終了していますが
宍道湖七珍は制覇しておかないとなので♪
正直、天ぷら料理のあたりで、お腹はキツイ状態になっていますが
美味しい料理だと別腹の如く・・・。
たぶん、お酒が入っていたらもう少し食べていたかもしれません(笑)

13、ノンアルの梅酒.jpg
画像はノンアルの梅酒

出てくる料理が美味し過ぎて・・・
今まではお酒を飲むと料理が食べたくなるという感覚でしたが
料理が美味しくてお酒が飲みたくなる感じです。
道真様が大好きな事もあって、トロトロ梅酒が気になるものの
大事な友人であるあさりさんが車の運転で飲めないので
ノンアルの梅酒を注文しました。
このノンアルな梅酒ですが、トロトロ梅酒を飲みたくさせる程に
美味しいノンアル梅酒で氷から違うなと思いました♪

ラストオーダーを聞きに店員さんが来たので
出雲に来て食べ残したものがあるかどうかを尋ねると
あとは日本酒のみという事で食べ残しなしでした!

美味しい料理を頂くと、本当に元気になります。
正直、寒さに耐えた1日だったのと寝不足で身体はお疲れモード。
でも、料亭での料理で元気になりました!
当初の予定では料亭ではなく、
食材の豊富な居酒屋で宍道湖七珍とのどくろを頂くプランでしたが
コチラの料亭を選んで大正解だったと思います。

18:00に入店して21:40過ぎだったかな・・・。
お会計を済ませると、料理長自らお見送り。
何とも贅沢な、そして至福の料理をご馳走になりました。

おかや通路.jpg
おかやさんの通路には生け花とどこまでも和を感じます。

あ、そうそう私たちが座ったお座敷の室名を見ると・・・
お座敷の室名.jpg

道理で(笑)
お店を選んだのは私かもしれないけれど、
予約したのは私じゃないですからね!
というわけで美味しくて楽しい和の料理、ご馳走様でした♪

料亭おかやを出て、宿泊ホテルにチェックイン。
あまりに料理が美味し過ぎて、
元気になった私はビールを飲もうかと思いつつ、
明日も早起きしなきゃって事で自重する事に。

つづく。

タグ:参拝記 出雲
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